3.5. IPA コマンドの構造
IPA CLI は、以下のタイプのコマンドを区別します。
- 組み込みコマンド — 組み込みコマンドはすべて、IdM サーバーで利用できます。
- プラグインにより提供されたコマンド
IPA コマンドの構造を使用すると、さまざまなタイプのオブジェクトを管理できます。以下に例を示します。
- ユーザー
- ホスト
- DNS レコード
- 証明書
その他にも多数あります。
このようなほとんどのオブジェクトでは、IPA CLI に、以下を行うためのコマンドが含まれます。
-
追加 (
add) -
修正 (
mod) -
削除 (
del) -
検索 (
find) -
表示 (
show)
コマンドの構造は次のとおりです。
ipa user-add、ipa user-mod、ipa user-del、ipa user-find、ipa user-show
ipa host-add、ipa host-mod、ipa host-del、ipa host-find、ipa host-show
ipa dnsrecord-add、ipa dnsrecord-mod、ipa dnsrecord-del、ipa dnsrecord-find、ipa dnrecord-show
ipa user-add [options] でユーザーを作成できます。[options] は任意です。ipa user-add コマンドのみを使用する場合、スクリプトは、詳細を 1 つずつ要求します。
[オプション] --raw と --structured は相互に排他的であり、一緒に実行してはならないことに注意してください。
既存のオブジェクトを変更するには、オブジェクトを定義する必要があります。そのため、コマンドには、オブジェクト ipa user-mod USER_NAME [options] も含まれます。