3.2. IPA のヘルプとは
IPA ヘルプは、IdM サーバー用の組み込みドキュメントシステムです。
IPA コマンドラインインターフェイス (CLI) は、読み込んだ IdM プラグインモジュールから、利用可能なヘルプトピックを生成します。IPA ヘルプユーティリティーを使用するには、以下が必要です。
- IdM サーバーがインストールされ、実行している。
- 有効な Kerberos チケットで認証されている。
オプションを指定せずに ipa help コマンドを実行すると、基本的なヘルプの使用方法と、最も一般的なコマンドの例が表示されます。
さまざまな ipa help のユースケースに対して、次のオプションを使用できます。
ipa help [TOPIC | COMMAND | topics | commands]
$ ipa help [TOPIC | COMMAND | topics | commands]
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[]- 括弧は、すべてのパラメーターが任意であることを示しており、ipa helpのみを入力すれば、コマンドが実行できます。 |- パイプ文字は または の意味になります。したがって、基本的なipa helpコマンドを使用して、TOPIC、COMMAND、topicsまたはcommandsを指定できます。-
topics— コマンドipa help topicsを実行して、IPA ヘルプでカバーされているuser、cert、serverなどのトピックのリストを表示できます。 -
TOPIC— 大文字の TOPIC は変数になります。したがって、特定のトピック (ipa help userなど) を指定できます。 -
commands— コマンドipa help commandsを入力して、user-add、ca-enable、server-showなどの IPA ヘルプでカバーされているコマンドのリストを表示できます。 -
COMMAND— 大文字の COMMAND は変数になります。したがって、ipa help user-addなどの特定のコマンドを指定できます。
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