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7.5. DNS 設定の確認

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信頼を設定する前に、Identity Management (IdM) サーバーおよび Active Directory (AD) サーバーが自身を解決でき、相互に解決できることを確認します。

前提条件

  • sudo パーミッションでログインする必要があります。

手順

  1. UDP サービスレコードの Kerberos、および TCP サービスレコード上の LDAP に、DNS クエリーを実行します。

    [admin@server ~]# dig +short -t SRV _kerberos._udp.idm.example.com.
    0 100 88 server.idm.example.com.
    
    [admin@server ~]# dig +short -t SRV _ldap._tcp.idm.example.com.
    0 100 389 server.idm.example.com.

    コマンドは、すべての IdM サーバーをリストで表示する必要があります。

  2. IdM Kerberos レルム名を使用して、TXT レコードに DNS クエリーを実行します。取得した値は、IdM のインストール時に指定した Kerberos レルムと一致することが予想されます。

    [admin@server ~]# dig +short -t TXT _kerberos.idm.example.com.
    "IDM.EXAMPLE.COM"

    前の手順で想定されるレコードがすべて返されなかった場合は、欠落しているレコードで DNS 設定を更新します。

    • IdM 環境で統合 DNS サーバーを使用する場合は、システムレコードを更新するオプションを指定せずに ipa dns-update-system-records コマンドを実行します。

      [admin@server ~]$ ipa dns-update-system-records
    • IdM 環境で統合 DNS サーバーを使用しない場合は、以下を行います。

      1. IdM サーバーで、IdM DNS レコードをファイルにエクスポートします。

        [admin@server ~]$ ipa dns-update-system-records --dry-run --out dns_records_file.nsupdate

        このコマンドは、関連する IdM DNS レコードで dns_records_file.nsupdate という名前のファイルを作成します。

      2. nsupdate ユーティリティーおよび dns_records_file.nsupdate ファイルを使用して DNS サーバーに DNS 更新リクエストを送信します。詳細は、RHEL 7 ドキュメントの nsupdate を使用した外部 DNS レコード更新 を参照してください。または、DNS レコードの追加については、お使いの DNS サーバーのドキュメントを参照してください。
  3. IdM が、TCP サービスレコードで Kerberos および LDAP の DNS クエリーを実行するコマンドを使用して、AD のサービスレコードを解決できることを確認します。

    [admin@server ~]# dig +short -t SRV _kerberos._tcp.dc._msdcs.ad.example.com.
    0 100 88 addc1.ad.example.com.
    
    [admin@server ~]# dig +short -t SRV _ldap._tcp.dc._msdcs.ad.example.com.
    0 100 389 addc1.ad.example.com.
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