第7章 Healthcheck を使用した IdM レプリケーションの確認
Healthcheck ツールを使用して、Identity Management (IdM) レプリケーションをテストできます。
前提条件
- RHEL バージョン 8.1 以降を使用している。
7.1. レプリケーションの Healthcheck テスト
Healthcheck ツールは、Identity Management (IdM) トポロジーの設定をテストして、レプリケーションの競合問題を検索します。
テストのリストを表示するには、--list-sources
オプションを指定して、ipa-healthcheck
を実行します。
# ipa-healthcheck --list-sources
トポロジーのテストは、ipahealthcheck.ipa.topology
ソースおよび ipahealthcheck.ds.replication
ソースの下にあります。
- IPATopologyDomainCheck
このテストでは、以下が検証されます。
- トポロジーから切断されたサーバーが 1 つもないこと。
- 推奨される数を超えるレプリカ合意がサーバーにないこと。
テストに成功すると、設定済みのドメインが返されます。成功しなかった場合は、特定の接続エラーが報告されます。
注記このテストでは、
domain
接尾辞に対してipa topologysuffix-verify
コマンドを実行します。このサーバーで IdM Certificate Authority サーバーロールが設定されている場合は、ca
接尾辞のコマンドも実行されます。- ReplicationConflictCheck
-
このテストでは、
(&(!(objectclass=nstombstone))(nsds5ReplConflict=*))
に一致する LDAP エントリーを検索します。
問題を確認するには、すべての IdM サーバーで上記のテストを実行します。
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