2.5. SELinux の無効化


SELinux を無効にすると、システムが SELinux ポリシーをロードしなくなります。その結果、システムは SELinux ポリシーを適用せず、Access Vector Cache (AVC) メッセージをログに記録しません。したがって、SELinux を実行する利点 はすべて失われます。

パフォーマンスが重視されるシステムなど、セキュリティーを弱めても重大なリスクが生じない特殊な状況を除き、SELinux を無効にしないでください。

重要

実稼働環境でデバッグを実行する必要がある場合は、SELinux を永続的に無効にするのではなく、一時的に permissive モードを使用してください。Permissive モードの詳細は Permissive モードへの変更 を参照してください。

前提条件

  • grubby パッケージがインストールされている。

    $ rpm -q grubby
    grubby-<version>

手順

  1. ブートローダーを設定して、カーネルコマンドラインに selinux=0 を追加します。

    $ sudo grubby --update-kernel ALL --args selinux=0
  2. システムを再起動します。

    $ reboot

検証

  • 再起動したら、getenforce コマンドが Disabled を返すことを確認します。

    $ getenforce
    Disabled
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