4.5. 重要事項
Fuse スタンドアロンディストリビューションの Fuse 7.8 リリースにおける重要事項
- JBoss EAP 7.3.2 (JBoss EAP 7.2 から) を使用するようアップグレードされた Fuse on EAP
- Fuse 7.8 リリースは、JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7.3.2 コンテナーで実行されるようになりました (Fuse の前リリースの JBoss EAP 7.2 からアップグレード)。詳細は、『JBoss EAP 7.3.0 リリースノート』を参照してください。
- Camel のバージョン 2.21 から 2.23 へのアップグレード
- Fuse 7.8 (Apache Karaf、JBoss EAP 7.3、および Spring Boot 2.3 上) では Camel 2.23 がサポートされるようになりました。これまで、Camel 2.23 は Spring Boot 2.1.3 でのみサポートされました。
- Fuse on Karaf のアップグレード
本リリースには、メジャーおよびマイナーバージョンのコンポーネントに影響する多くのアップグレードが含まれています。
ほとんどの OSGi バンドルは、次のメジャーバージョンまたは場合によってはマイナーバージョンを除外するバージョン範囲を設定します。そのため、Apache Karaf コンテナーを Fuse 7.8 にアップグレードするのに、Fuse on Apache Karaf のパッチメカニズムで使用しないでください。
新たにインストールを実行する必要があります。Fuse 7.8 on Karaf にアップグレードするための詳細は『Fuse Migration Guide』を参照してください。
- 本リリースの Red Hat Decision Manager (RHDM) および Red Hat Process Automation Manager (RHPAM) は Apache Karaf と互換性がない
- 互換性のない依存関係が原因で、Fuse 7.8 に提供される Apache Karaf コンテナーは RHDM および RHPAM と互換性がありません。この非互換性の問題は今後のリリースで修正される予定です。
- Camel JMX コンポーネントの制限
- CVE-2020-11971 により、JMX コネクターインスタンスを Camel JMX コンポーネントでインスタンス化できなくなりました。このセキュリティー脆弱性のないデフォルトの JVM JMX コネクションを使用することが推奨されます。
- Camel Netty4 コンポーネントの制限
-
CVE-2020-11973 により、
camel-netty4
コンポーネントで Java オブジェクトをシリアル化できなくなりました。許可されるエンコーダーおよびデコーダーはStringEncoder
のみです。 - Spring Boot のサポート
- Spring Boot 1 は Fuse 7.7 で非推奨となり、Fuse 7.8 で削除されました。Spring Boot 2.3 がサポートされるようになりました。