検索

第4章 ベースラインの確認および管理

download PDF

ベースラインは、システムのグループが維持する必要がある標準設定です。設定は、既存のシステム設定から作成またはコピーできる name:value のペアのセットです。

組織のシステムプロファイルのベースライン定義を管理できます。ファクトの値を変更してベースラインを編集したり、ファクトを削除したりできます。ユーザーインターフェースを使用して、ベースラインの作成、コピー、編集、削除、およびエクスポートが可能です。

注記

また、ベースライン API を使用してベースラインを作成および管理できます。REST API を使用したベースラインのクエリーおよび編集の詳細は、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux API ドキュメントを参照してください。

4.1. 新しいベースラインの作成

ベースラインはいくつかの方法で作成できます。

  • まったく新しいベースラインを作成する
  • 既存のベースラインをコピーする
  • 既存のシステムのコピー
  • 履歴システムプロファイルのコピー

4.1.1. まったく新しいベースラインの作成

ベースラインをゼロから作成します。

手順

  1. Operations > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。

    img drift create new baseline

  3. Create baseline from scratch を選択します。
  4. Baseline name フィールドに、作成するベースラインの名前を入力します。
  5. Create baseline をクリックします。新しいベースラインの編集画面が開きます。
  6. Add fact or category をクリックします。新しいベースラインの Add fact 画面が開きます。
  7. サブファクトを追加するカテゴリー (親ファクト) である場合は、This is a category を選択して Category name のみを入力します。Save をクリックします。
  8. それ以外の場合は、Fact name および Value を入力し、Save をクリックします。
  9. カテゴリーの下にサブファクトを追加するには、カテゴリーの横にある img drift options menu をクリックして、Add sub fact を選択します。その他のオプションメニューを使用して、カテゴリーを編集または削除することもできます。

    注記

    実行される変更は、自動的に保存されます。

  10. すべてのファクトおよびサブファクトとその値の追加が完了したら、Operations > Drift > Baselines に移動して、作成したベースラインを表示および管理します。

4.1.2. 既存のベースラインのコピーでの新しいベースラインの作成

既存のベースラインをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Operations > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. 既存のベースラインまたは履歴プロファイルをコピーする を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. 既存のベースライン一覧から、コピー元となるベースラインを選択し、Create baseline をクリックします。表示された画面には、すべてのファクトが追加された状態でベースラインが新たに作成されています。
  6. ファクトの横にある More Options メニュー img drift options menu を使用して、そのファクトを編集または削除します。
  7. 新しいファクトまたはカテゴリーを追加するには、Add fact or category をクリックします。カテゴリーに値を追加することもできます。

ファクトとその値の追加または編集が完了したら、Operations > Drift > Baselines ページに移動して、作成したベースラインを表示および管理できます。

注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが予想される場合、または重要でない場合は、互いに異なる事実にフラグを立てません。問題を引き起こす可能性のある重要な相違点または類似点にのみフラグが付けられます。

その後は、これらの例外を一般的なファクトの動作として対処できます。

4.1.3. 既存システムのコピーでの新しいベースラインの作成

既存のシステムをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Operations > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. Copy an existing system を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. システムの既存のリストから、ベースラインをコピーするシステムを選択し、Create baseline をクリックします。表示された画面には、すべてのファクトが追加された状態でベースラインが新たに作成されています。
  6. 既存のファクトを削除するには、More options メニュー img drift options menu を使用します。このメニューは、Add fact or category ボタンの右側にあります。
  7. 新しいファクトまたはカテゴリーを追加するには、Add fact or category をクリックします。カテゴリーにサブファクトを追加することもできます。
注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが予想される場合、または重要でない場合は、互いに異なる事実にフラグを立てません。問題を引き起こす可能性のある重要な相違点または類似点にのみフラグが付けられます。その後は、これらの例外を一般的なファクトの動作として対処できます。

ファクト、サブファクト、およびそれらの値の追加と編集を完了したら、drift Baselines に移動して作成したベースラインを表示および管理できます。

4.1.4. 新規ベースラインの作成への古いシステムプロファイルのコピー

過去のシステムプロファイルをコピーして、新しいベースラインを作成できます。

手順

  1. Operations > Drift > Baselines ページに移動します。Baseline 画面が開きます。
  2. Create baseline をクリックします。Create baseline 画面が開きます。
  3. Copy an existing system or historical profile を選択します。
  4. Baseline name フィールドに新しいベースラインの名前を入力します。
  5. システムの既存のリストから、コピーするベースラインを持つシステムを選択します。
  6. 履歴プロファイルのコラムで履歴プロファイルのアイコン img drift hsp icon をクリックします。
  7. ドロップダウンメニューから、日付と時刻に基づいて、コピーするプロファイルを選択します。選択を行うと、drift は選択したプロファイルのタイムスタンプを Name 列に表示します。過去のプロファイルで別のものを選択することにした場合は、プロファイルのタイムスタンプの横にある X をクリックして、別の過去のプロファイルを選択します。
  8. コピー元のプロファイルとして特定した内容で問題なければ、Create baseline をクリックします。新しく作成されたベースラインを含む画面が開き、すべてのファクトが入力されます。
  9. ファクトの横にある More Options メニュー img drift options menu を使用して、既存のファクトを編集または削除します。
  10. 新しいファクトまたはカテゴリーを追加するには、Add fact or category をクリックします。ファクトに値を追加することもできます。

ファクトとその値の追加または編集が完了したら、Operations > Drift > Baselines に移動して、作成したベースラインを表示および管理します。

注記

drift サービスは、ファクトの挙動に関する一般的な期待に基づいて、注意が必要なファクトをユーザーに警告します。違いが予想される場合、または重要でない場合、互いに異なるファクトにフラグを立てません。問題を引き起こす可能性のある重要な相違点または類似点にのみフラグが付けられます。その後、ベースラインの標準的なファクト動作に対して、これらの例外を対処できます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.