第7章 ドリフトイベントの通知とインテグレーションの有効化
7.1. 通知およびインテグレーションの有効化
ドリフトサービスが問題を検出してアラートを生成するたびに、Red Hat Hybrid Cloud Console の通知サービスを有効にして通知を送信できます。通知サービスを使用すると、Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux ダッシュボード でアラートを継続的にチェックする必要がなくなります。
たとえば、ドリフトサービスがベースラインの変更を検出するたびに電子メールメッセージを自動的に送信するように、またはドリフトサービスが毎日生成するすべてのアラートの電子メールダイジェストを送信するように、通知サービスを設定できます。
メールメッセージの送信に加え、他の方法でイベントデータを送信するように通知サービスを設定できます。
- 認証済みクライアントを使用して Red Hat Insights API にイベントデータをクエリーする。
- Webhook を使用して受信要求を受け入れるサードパーティーのアプリケーションにイベントを送信する
- Splunk などのアプリケーションと通知を統合してドリフトイベントをアプリケーションダッシュボードにルーティングする
通知サービスを有効にするには、以下の 3 つの主要なステップが必要です。
- まず、組織管理者が通知管理者ロールを持つユーザーアクセスグループを作成し、そのグループにアカウントメンバーを追加します。
- 次に、通知管理者が通知サービス内のイベントの動作グループを設定します。動作グループは、通知ごとに配信方法を指定します。たとえば、動作グループは、電子メール通知をすべてのユーザーに送信するか、組織の管理者にのみ送信するかを指定できます。
- 最後に、イベントから電子メール通知を受信するユーザーは、各イベントの個別電子メールを受け取るようにユーザー設定する必要があります。
関連情報
ドリフトアラートの通知を設定する方法の詳細は、FedRAMP を使用した Red Hat Hybrid Cloud Console での通知の設定 および Red Hat Hybrid Cloud Console とサードパーティーアプリケーションのインテグレーション を参照してください。