2.2. データロール
データロールの例は、データロールを使用してデータへのアクセスを制御する方法を示しています。これには、読み取り専用と読み書きのアクセスロールが含まれます。
注記
この例で説明したすべてのコードは dynamicvdb-dataroles クイックスタートで利用できます。クイックスタートの実行手順については、
EAP_HOME/quickstarts/dynamicvdb-dataroles/README.md
を参照してください。
この例では、VDB (
portfolio-vdb.xml
) が次の 2 つの異なるデータアクセスロールで定義されています。
- read-onlyread-only ロールは、VDB のアクセスを読み取り専用アクセス (つまり、選択) に制限します。このロールは、ログインクレデンシャルを持つすべてのユーザーに割り当てられます ('user' という名前のユーザーとパスワード 'user' を使用できます)。
- read-writeread-write ロールにより、読み書きアクセス (つまり、挿入/更新/削除) が提供されます。このロールは、'superuser' JAAS ロールを持つユーザーにのみ割り当てられます ('portfolio' ユーザーとパスワード 'portfolio' を使用できます)。
portfolio-vdb.xml
の read-write data-role の例は以下のとおりです。
JAAS に対してユーザーとロールを定義する方法については、
EAP_HOME/quickstarts/src/dynamicvdb-dataroles/security/teiid-security-roles.properties
ファイルと EAP_HOME/quickstarts/src/dynamicvdb-dataroles/security/teiid-security-users.properties
ファイルを参照してください。teiid-security-users.properties ファイルは、ユーザークレデンシャル (つまり、ログイン ID およびパスワード) を確認するために JAAS によって使用され、teiid-security-roles.properties ファイルはユーザー名を <mapped-role-name>
要素にマップします。