12.3. Red Hat JBoss Data Virtualization の Azure インスタンスへの接続


以下の手順に従って Azure データベースに接続します。

手順12.3 Azure への接続

  1. Azure データベースの JDBC 接続文字列を取得します。Azure 管理ポータルでデータベースをクリックしてから「Connect to your database」セクションを見つけます。
  2. 「View SQL Database connection strings...」リンクをクリックします。必要な JDBC 文字列が提供されます。
  3. このクラウドデータベースでは、これにアクセスするマシンの IP アドレスをファイアウォールルールに登録する必要があります。Azure データベースダッシュボードで、「Manage allowed IP addresses」をクリックしてから、お使いのサーバーの IP アドレスを追加します。これは DV インスタンスがローカルサーバーに置かれている場合には簡単な手順になります。
  4. DV インスタンスが OpenShift にデプロイされている場合は OpenShift インスタンスに ssh を実行します。コマンドラインに ping $OPENSHIFT_GEAR_DNS と入力します。ping 応答の最初の行は以下のようになります。
                       PING ec2-54-221-126-53.compute-1.amazonaws.com (10.181.128.66) 56(84) bytes of data.
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    ec2 名からサーバーの IP を推測することができます。
            ec2-54-221-126-53  -->  ( 54.221.126.53 )
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    派生した IP アドレスをcloud db firewall rule (クラウドデータベースファイアウォールルール) に登録します。
  5. JBoss Data Virtualization はモデル駆動型アプローチを導入しています。最初に、ソースとソースの構造をインポートしてソースモデルを作成します。
    Teiid Designer で Teiid Designer perspective を開きます。次に「File」 - 「New」 - 「Teiid Model Project」を選択して新規の「Model Project」を作成します。最初のウィザードページでプロジェクト名として「MyProject」と入力し、「Finish」をクリックします。これでプロジェクトが作成されます。
  6. Model Explorer で「MyProject」をクリックしてから「Import...」 - 「JDBC Database」 - 「Source Model」を右クリックします。「Next」をクリックします。
  7. 「Import Database via JDBC」ウィザードで、「New...」ボタンをクリックして新規の Connection Profile (接続プロファイル) を作成します。タイプとして「Generic JDBC」を選択し、名前として「AzureCP」を入力します。「Next」をクリックします。
  8. 「Drivers」コンボボックスの横にある「New Driver Definition」アイコンを選択して新規ドライバーを作成します。「Generic JDBC Driver template」を選択してから名前に「AzureDriver」を入力します。
  9. 「JAR List」タブで「Add JAR/Zip... 」ボタンをクリックしてから、ファイルシステムにダウンロードしている SQL Server type 4 driver jar を選択します。「OK」をクリックして「Driver Definition」(ドライバーの定義) の作成を終了します。
  10. 接続については、cloud db 接続文字列で指定される実際のデータベース名などを使用した一般的なプロパティーを入力します。
  11. 接続文字列から「Optional」(オプション) プロパティーを入力します。
  12. 「Test Connection」ボタンをクリックして接続が正常であることを確認します。「Finish」をクリックします。
  13. 「JDBC import」ウィザードで操作を継続し、インポートする必要のあるテーブルなどを選択します。ソースモデル (AzureSourceModel など) の名前を選択します。インポートウィザードの完了時に、ソースモデルがモデルプロジェクト内に作成されます。
ソースモデルが作成された後に、クラウドデータベースソースのデータをプレビューできます。

手順12.4 データのプレビュー

  1. Designer でサーバーが実行中であることを確認します。
  2. テーブルを選択し、次にツールバーの「running man」アイコンをクリックします。これにより、クラウドデータベーステーブルの内容が表示されます。
  3. 作成したばかりのソースモデルを使ってさらに複雑な変換を作成することもできます。任意の方法でソースの変換と結合を実行するための追加のビューを作成できます。
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