10.5. ODBC の設定


10.5.1. Microsoft Windows での ODBC オプションの設定

前提条件

  • 管理権限を使用してワークステーションにログインする必要があります。
  • コントロールパネルのデータソース (ODBC) アプレットを使用して新しいデータソース名が追加されている必要があります。
    設定する各データソース名は Teiid System 内の 1 つの VDB のみにアクセスできます。複数の VDB を利用できるようにするには、複数のデータソース名を設定する必要があります。

手順10.5 Microsoft Windows でのデータソース名 (DSN) の設定

  1. Start メニューから Settings - Control Panel と選択します。
  2. Control Panel が表示されます。Administrative Tools をダブルクリックします。
  3. Data Sources (ODBC) をダブルクリックします。
  4. ODBC Data Source Administrator アプレットが表示されます。追加する DSN のタイプに関連するタブをクリックします。
  5. Create New Data Source ダイアログボックスが表示されます。Select a driver for which you want to set up a data source テーブルで PostgreSQL Unicode を選択します。
  6. Finish をクリックします。
  7. Data Source Name 編集ボックスで、このデータソースに割り当てる名前を入力します。
  8. Database 編集ボックスで、このデータソースからアクセスする仮想データベースの名前を入力します。
  9. Server 編集ボックスで、Teiid ランタイムのホスト名または IP アドレスを入力します。

    注記

    ファイアウォールまたは NAT アドレスを介して接続している場合は、ファイアウォールアドレスまたは NAT アドレスを入力する必要があります。
  10. Port 編集ボックスで、システムが ODBC リクエストをリッスンするポート番号を入力します (Red Hat JBoss Data Virtualization のデフォルトでは、ODBC リクエストをポート 35432 でリッスンします)。
  11. User Name および Password 編集ボックスで、Teiid ランタイムアクセスのユーザー名およびパスワードを入力します。
  12. SSL モードは無効 (disabled) のままにしておきます (現在、SSL 接続はサポートされていません)。
  13. データソースの詳細を Description フィールドに入力します。
  14. Datasource ボタンをクリックし、オプションを設定します。Parse Statements、Recognize Unique Indexes、Maximum、Text as LongVarChar、および Bool as Char にチェックマークを入れます。MaxVarChar を 255、Max LongVarChar を 8190、Cache Size を 100、SysTable Prefixes を dd_: に設定します。
    2 ページ目では、LF、Server side prepare、default、7.4+ をクリックします。 Extra Opts を 0x0 に設定します。
  15. Save をクリックします。
    Red Hat JBoss Data Virtualization が稼働している場合は、任意で Test をクリックすると接続を検証できます。
結果:

Excel や Access などのアプリケーションを使用して VDB でデータをクエリーできるようになりました。

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表10.1 Red Hat JBoss Data Virtualization 用の主な ODBC 設定
名前説明
Updateable Cursor および Row Versioning使用不可。
serverside prepare、Parse Statements および Disallow Premature の使用「Use serverside prepare」を有効にし、「Parse Statements」/「Disallow Premature」を無効にすることを推奨します。
SSL モード『セキュリティーガイド』を参照。
Declare/Fetch カーソルおよび Fetch Max Count の使用大規模な結果セットが使用される場合にリソースを効率よく管理するために使用する必要があります。
ログ/デバッグ設定を必要に応じて使用できます。
「Show SystemTables」、「True is -1」、「Backend genetic optimizer」、「Bytea as LongVarBinary」、「Bools as Char」などのデータタイプ、メタデータ、または最適化を操作する設定は Teiid サーバーによって無視され、クライアントへの影響はありません。これら、または影響を定義するための設定が必要な場合は、製品/プロジェクトに関連するケースとして報告してください。
必要な場合は「LFto CR/LF conversion」などのクライアント側に影響を与える他の設定を使用できますが、現時点ではこの設定をサーバー側で使用することはできません。

10.5.2. Red Hat Enterprise Linux での ODBC オプションの設定

手順10.6 Red Hat Enterprise Linux での ODBC オプションの設定

  1. yum install unixODBC コマンドを実行し、ドライバーマネージャーをインストールします。
  2. odbcinst -q -d コマンドを実行し、PostGreSQLdriver が正しくインストールされたことを確認します。
  3. DSN を作成するには、sudo vi /opt/redhat/odbc.ini を実行して、テキストエディターで設定ファイルを開きます。

    注記

    このファイルを開くには、sudo を使用するか root でログインしている必要があります。
  4. 以下の設定をファイルに追加します。
     [<DSN name>] Driver = /usr/lib/psqlodbc.so 
     Description = PostgreSQL Data Source 
     Servername = <Teiid Host name or ip> 
     Port = 35432 Protocol = 7.4 
     UserName = <user-name> 
     Password = <password> 
     Database = <vdb-name> 
     ReadOnly = no 
     ServerType = Postgres 
     ConnSettings = UseServerSidePrepare=1 
     ByteaAsLongVarBinary=1 
     Optimizer=0 
     Ksqo=0 Trace = 
     No TraceFile = /var/log/trace.log
     Debug = No DebugFile = /var/log/debug.log 
    
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  5. ファイルを保存して、テキストエディターを終了します。
  6. 以下のコマンドを実行して DSN をテストします。
      isql <DSN-name> [<user-name> <password>] < commands.sql 
    
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    注記

    DSN を使用せずに接続するには、以下の DSN を使用しない接続文字列を使用します。
       ODBC;DRIVER={PostgreSQL};DATABASE=<vdb-name>;SERVER=<host-name>;PORT=<port>;Uid=<username>;Pwd=<password> 
    
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    注記

    isql を実行した後にエラーが発生して「Can't open lib '/opt/redhat/jboss-dv/v6/psqlodbc/lib64/psqlodbc.so' : file not found」というメッセージが表示される場合、それは一部の postgres ライブラリーがないことを意味します。
    この問題を解決するには、root で yum install postgres コマンドを実行します。
    パッケージがインストールされていることを確認するには、rpm -qa|grep post コマンドを実行します。
    postgresql と postgresql-jdbc パッケージが一覧表示されるはずです。
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