3.3.2. Permission Combination Policy の変更
Permission Combination Policy は、ユーザーが複数のロールが割り当てられているかどうかの判断方法を決定します。permissive または reject に設定できます。デフォルトは permissive です。
permissive に設定すると、アクションを許可するユーザーにロールが割り当てられていると、そのアクションが許可されます。
rejecting に設定すると、複数のロールがユーザーに割り当てられている場合、アクションは許可されません。つまり、このポリシーが rejecting に設定されていると、各ユーザーには単一のロールのみを割り当てる必要があります。ポリシーが rejecting に設定されている場合、複数のロールを持つユーザーは管理コンソールまたは管理 CLI を使用できません。
Permission Combination Policy は、permission-combination-policy 属性を permissive または rejecting のいずれかに設定して構成します。これは、管理 CLI を使用するか、サーバーがオフラインの場合にはサーバー設定 XML ファイルを編集して実行できます。Permission-combination-policy 属性は access-control 要素の一部で、access-control 要素は management 要素にあります。
Permission Combination Policy の設定
アクセス承認リソースの write-attribute 操作を使用して、permission-combination-policy 属性を必要なポリシー名に設定します。
/core-service=management/access=authorization:write-attribute( \ name=permission-combination-policy, value=POLICYNAME)
有効なポリシー名は rejecting および permissive になります。
CLI の例
/core-service=management/access=authorization:write-attribute( \ name=permission-combination-policy, value=rejecting)
サーバーがオフラインの場合、XML 設定を編集してパーミッションの組み合わせポリシー (permission combination policy) 値を変更できます。これを行うには、access-control 要素の permission-combination-policy 属性を編集します。
XML の例
<access-control provider="rbac" permission-combination-policy="rejecting"> <role-mapping> <role name="SuperUser"> <include> <user name="$local"/> </include> </role> </role-mapping> </access-control>