6.2. 削除された機能


6.2.1. データサイエンスパイプライン v1 のサポートの削除

これまで、OpenShift AI のデータサイエンスパイプラインは KubeFlow Pipelines v1 をベースにしていました。OpenShift AI 2.9 以降、データサイエンスパイプラインは、異なるワークフローエンジンを使用する KubeFlow Pipelines v2 をベースにしています。OpenShift AI では、デフォルトで Data Science Pipelines 2.0 が有効化され、デプロイされます。

OpenShift AI 2.16 以降、Data Science Pipelines 1.0 リソースは OpenShift AI によってサポートまたは管理されなくなりました。ダッシュボードまたは KFP API サーバーから、Data Science Pipelines 1.0 に基づくパイプラインの詳細をデプロイ、表示、または編集することはできなくなりました。

OpenShift AI は、既存の Data Science Pipelines 1.0 インスタンスを 2.0 に自動的に移行しません。OpenShift AI 2.16 以降にアップグレードする場合は、既存の Data Science Pipelines 1.0 インスタンスを手動で移行する必要があります。詳細は、Data Science Pipelines 2.0 への移行 を参照してください。

重要

Data Science Pipelines 2.0 には、Argo Workflows のインストールが含まれています。OpenShift AI は、この Argo Workflows インストールの、お客様による直接使用をサポートしていません。Data Science Pipelines 2.0 を備えた OpenShift AI 2.16 以降をインストールまたはアップグレードするには、クラスターに Argo Workflows がインストールされていないことを確認してください。

6.2.2. Elyra パイプラインで実行される Python スクリプトのパイプラインログは S3 に保存されない

Elyra パイプラインで実行されている Python スクリプトのログは、S3 互換ストレージに保存されなくなりました。OpenShift AI バージョン 2.11 以降では、OpenShift AI ダッシュボードのパイプラインログビューアーでこれらのログを表示できます。

注記

この変更を有効にするには、2024.1 または 2024.2 ワークベンチイメージで提供されている Elyra ランタイムイメージを使用する必要があります。

古いバージョンのワークベンチイメージがある場合は、プロジェクトワークベンチの更新 の説明に従って、Version selection フィールドを 2024.1 または 2024.2 に更新します。

ワークベンチイメージバージョンを更新すると、パイプラインの既存のランタイムイメージの選択がすべて消去されます。ワークベンチのバージョンを更新したら、ワークベンチ IDE を開き、パイプラインのプロパティーを更新してランタイムイメージを選択します。

6.2.3. embedded サブスクリプションチャネルの使用を終了

OpenShift AI 2.8 以降では、embedded サブスクリプションチャネルは使用されなくなりました。Operator の新規インストールでは、embedded チャネルを選択できなくなりました。サブスクリプションチャネルの詳細は、Red Hat OpenShift AI Operator のインストール を参照してください。

6.2.4. ワークベンチのバージョン 1.2 ノートブックコンテナーイメージのサポートを終了

ワークベンチを作成するときは、ワークベンチで使用するノートブックコンテナーイメージを指定します。OpenShift AI 2.5 以降では、新しいワークベンチを作成するときに、バージョン 1.2 のノートブックコンテナーイメージを選択できません。バージョン 1.2 ノートブックイメージですでに実行されているワークベンチは、引き続き正常に動作します。ただし、Red Hat では、最新のノートブックコンテナーイメージを使用するようにワークベンチを更新することを推奨します。

6.2.5. beta サブスクリプションチャネルの使用を終了

OpenShift AI 2.5 以降では、beta サブスクリプションチャネルを使用しなくなりました。Operator の新規インストール用の beta チャネルを選択できなくなりました。サブスクリプションチャネルの詳細は、Red Hat OpenShift AI Operator のインストール を参照してください。

6.2.6. HabanaAI ワークベンチイメージの削除

HabanaAI 1.10 ワークベンチイメージのサポートが削除されました。OpenShift AI バージョン 2.14 以降の新規インストールには、HabanaAI ワークベンチイメージは含まれません。ただし、OpenShift AI を以前のバージョンからアップグレードする場合は、HabanaAI ワークベンチイメージは使用可能なままとなるため、既存の HabanaAI ワークベンチイメージは引き続き機能します。

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