第5章 開発者向けプレビュー
このセクションでは、Red Hat OpenShift Data Foundation 4.11 で導入された開発者プレビュー機能について説明します。
開発者プレビュー機能は、開発者プレビューのサポート制限の対象となります。開発者プレビューのリリースは、実稼働環境で実行することは意図されていません。開発者プレビュー機能と共にデプロイしたクラスターは開発用クラスターとして考慮され、Red Hat カスタマーポータルのケース管理システムではサポートされません。開発者プレビュー機能に関してサポートが必要な場合には、ocs-devpreview@redhat.com メーリングリストに連絡してください。Red Hat Development Team のメンバーが稼働状況とスケジュールに応じて可能な限り迅速に対応します。
5.1. Multicloud Object Gateway ライフサイクルでの期限切れオブジェクトの削除
期限切れのオブジェクトの削除は、未使用のデータの処理を可能にする単純な方法です。未使用のデータは、別の場所に移動するか、削除することによって処理されます。これは、データ階層化およびデータ有効期限機能を使用できる Multicloud Object Gateway (MCG) ライフサイクル機能によって実現できます。階層化により、データを透過的に別のバッキングストレージに階層化できます。アプリケーションは、その場所に関係なく、データセット全体を使用できます。データの有効期限は、Amazon Web Services (AWS) のライフサイクル管理の一部であり、自動削除の有効期限を設定します。ライフサイクルの有効期限の最小時間分解能は 1 日です。
データの有効期限の詳細については、AWS ライフサイクル管理 を参照してください。