第4章 テクノロジープレビュー
このセクションでは、テクノロジープレビューのサポート制限に基づいて、Red Hat OpenShift Data Foundation 4.11 で導入されたテクノロジープレビュー機能について説明します。
テクノロジープレビュー機能は、実稼働環境での Red Hat サービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。
テクノロジープレビュー機能は、カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 で詳細に説明されているように制限されたサポート範囲で提供されます。
4.1. OpenShift ワークロードの災害復旧
OpenShift Data Foundation のディザスターリカバリー (DR) 機能は、複数の OpenShift Container Platform クラスターにわたる DR を可能にし、次のように分類されます。
リージョンディザスターリカバリー (Regional-DR)
地域 DR ソリューションは、ブロックボリュームの自動保護、非同期レプリケーションを提供し、地理的な場所で災害が発生したときにビジネス機能を保護します。パブリッククラウドでは、これはリージョン障害からの保護に似ています。
詳細については、計画ガイド および OpenShift Data Foundation ガイドの Regional-DR ソリューション を参照してください。
大都市災害復旧 (Metro-DR)
Metro-DR ソリューションは、複数のクラスターの同期レプリケーションを使用しながら、データを損失することなく、データセンターが使用できなくなったときに保護とビジネスの継続性を確保します。パブリッククラウドでは、これらはアベイラビリティゾーンの障害からの保護に似ています。ほぼゼロの RPO で、ビジネス機能を即座に保護します。
詳細は、計画ガイド および OpenShift Data Foundation ガイドの Metro-DR ソリューション を参照してください。
Red Hat Advanced Cluster Management コンソールでのマルチクラスター監視
マルチクラスター監視は、複数のクラスターにまたがるストレージの正常性と容量の単一の単純化されたビューです。このマルチクラスター監視により、ストレージ容量を管理し、Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) ユーザーインターフェイスから OpenShift Data Foundation クラスターを監視できます。この監視機能は、DR クラスターと非 DR クラスターの両方に適用されます。
詳細は、マルチクラスターストレージの正常性の監視 を参照してください。