第4章 テクノロジープレビュー
このセクションでは、テクノロジープレビューのサポート制限に基づいて、Red Hat OpenShift Data Foundation 4.12 で導入されたテクノロジープレビュー機能について説明します。
テクノロジープレビュー機能は、実稼働環境での Red Hat サービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。
テクノロジープレビュー機能は、カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 で詳細に説明されているように制限されたサポート範囲で提供されます。
4.1. OpenShift ワークロードの障害復旧ソリューション
OpenShift Data Foundation のディザスターリカバリー (DR) 機能は、複数の OpenShift Container Platform クラスターにわたる DR を可能にし、次のように分類されます。
リージョンディザスターリカバリー (Regional-DR)
地域 DR ソリューションは、ブロックボリュームの自動保護、非同期レプリケーションを提供し、地理的な場所で災害が発生したときにビジネス機能を保護します。パブリッククラウドでは、これはリージョン障害からの保護に似ています。詳細は、計画ガイド および OpenShift Data Foundation ガイドの Regional-DR ソリューション を参照してください。
Red Hat Advanced Cluster Management コンソールでのマルチクラスター監視
マルチクラスター監視は、複数のクラスターにまたがるストレージの正常性と容量の単一の単純化されたビューです。このマルチクラスター監視により、ストレージ容量を管理し、Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) ユーザーインターフェイスから OpenShift Data Foundation クラスターを監視できます。この監視機能は、DR クラスターと非 DR クラスターの両方に適用されます。詳細は、マルチクラスターストレージの正常性の監視 を参照してください。
CephFS ボリュームの非同期 Regional-DR の提供
Regional-DR ソリューションは、Ceph RBD ボリューム上の Regional-DR を使用した OpenShift Data Foundation のエクスペリエンスと同様に、OpenShift コンソールを使用した CephFS ボリュームでのオーケストレーション、フェイルオーバー、再配置など、Regional-DR タスクを追加し、お客様の DR ワークロード機能を拡張します。詳細は、プラインニングガイド と Regional-DR ソリューション ガイドを参照してください。