第7章 バグ修正
このセクションでは、Red Hat OpenShift Data Foundation 4.18 で導入された重要なバグ修正を説明します。
7.1. 障害復旧
DR ダッシュボードの Volsync が Operator の劣化を報告する
以前は、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes (RHACM) 2.13 は、ClusterServiceVersion (CSV) カスタムリソース (CR) を作成せずに、マネージドクラスターに
Volsync
Operator をデプロイしていました。その結果、OpenShift はVolsync
のcsv_succeed
メトリクスを生成しなかったため、ODF-DR ダッシュボードにはVolsync
Operator の健全性ステータスが表示されませんでした。この修正により、
Volsync
の場合、csv_succeeded
メトリクスはkube_running_pod_ready
に置き換えられます。したがって、RHACM メトリクスのホワイトリスト化ConfigMap
が更新され、ODF-DR ダッシュボードはVolsync
Operator の健全性を効果的に監視できます。
Volsync を使用したレプリケーションでは、PVC が同期される前に PVC がマウントされる必要がある
以前は、マウントされていない PVC はセカンダリークラスターに同期されませんでした。
この修正により、ODF-DR は
PVCLabelSelector
の一部ではない場合でも、PVC を同期します。