1.3.2. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーで障害のある Red Hat Virtualization ノードの置き換え


以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の Red Hat Virtualization のインストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャー (IPI) で動作しない障害のあるノードを置き換えます。

手順

  1. OpenShift Web コンソール にログインし、Compute Nodes をクリックします。
  2. 障害のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
  3. Red Hat Virtualization 管理ポータル にログインし、mon および OSD に関連付けられた仮想ディスクを障害の発生した仮想マシンから削除します。

    この手順は、仮想マシンインスタンスが マシンの削除ステップの一部として削除される際にディスクが削除されないようにするために必要です。

    重要

    ディスクの削除時に、Remove Permanently オプションを選択しないでください。

  4. OpenShift Web コンソール で、Compute Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
  5. Actions Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
  6. machine.openshift.io/exclude-node-draining を追加し、Save をクリックします。
  7. Actions Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。

    新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。

    重要

    このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。

  8. Compute Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
  9. 以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

    ユーザーインターフェイスを使用する場合
    1. 新規ノードについて、Action Menu (⋮) Edit Labels をクリックします。
    2. cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage を追加し、Save をクリックします。
    コマンドラインインターフェイスの使用
    • 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

      $ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
  10. オプション: 失敗した仮想マシンが自動的に削除されない場合は、Red Hat Virtualization 管理ポータルから仮想マシンを削除します。

検証手順

  1. 以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。

    $ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
  2. Workloads Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。

    • csi-cephfsplugin-*
    • csi-rbdplugin-*
  3. 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
  4. 新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。

    $ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
  5. (オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。

    直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。

    1. デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。

      $ oc debug node/<node name>
      $ chroot /host
    2. lsblk を実行し、ocs-deviceset 名の横にある crypt キーワードを確認します。

      $ lsblk
  6. 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください
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