3.2. プロジェクトの設定
OpenShift Dev Spaces は、ユーザーごとに、プロジェクト内のワークスペースを分離します。OpenShift Dev Spaces は、ラベルとアノテーションの存在によってユーザープロジェクトを識別します。ワークスペースを起動する際に必要なプロジェクトが存在しない場合、OpenShift Dev Spaces はテンプレート名を使用してプロジェクトを作成します。
OpenShift Dev Spaces の動作は、次の方法で変更できます。
3.2.1. プロジェクト名の設定
OpenShift Dev Spaces がワークスペース起動時に必要なプロジェクトを作成するために使用するプロジェクト名テンプレートを設定できます。
有効なプロジェクト名テンプレートは、次の規則に従います。
-
<username>
または<userid>
プレースホルダーは必須です。 -
ユーザー名と ID に無効な文字を含めることはできません。ユーザー名または ID のフォーマットが OpenShift オブジェクトの命名規則と互換性がない場合、OpenShift Dev Spaces は、互換性のない文字を
-
記号に置き換えてユーザー名や ID を有効な名前に変更します。 -
OpenShift Dev Spaces は、
<userid>
プレースホルダーを 14 文字の文字列と判断し、ID が衝突しないようにランダムな 6 文字の接尾辞を追加します。結果は、再利用のためにユーザー設定に保存されます。 - Kubernetes は、プロジェクト名の長さを 63 文字に制限しています。
- OpenShift は、長さをさらに 49 文字に制限しています。
手順
CheCluster
カスタムリソースを設定します。「CLI を使用して CheCluster カスタムリソースの設定」 を参照してください。spec: components: devEnvironments: defaultNamespace: template: <workspace_namespace_template_>
例3.3 ユーザーワークスペースプロジェクト名テンプレートの例
ユーザーワークスペースプロジェクト名テンプレート 結果のプロジェクト例 <username>-devspaces
(デフォルト)user1-devspaces
<userid>-namespace
cge1egvsb2nhba-namespace-ul1411
<userid>-aka-<username>-namespace
cgezegvsb2nhba-aka-user1-namespace-6m2w2b
3.2.2. プロジェクトの事前プロビジョニング
自動プロビジョニングに依存するのではなく、ワークスペースプロジェクトを事前にプロビジョニングできます。ユーザーごとに手順を繰り返します。
手順
次のラベルとアノテーションを使用して、<username> ユーザーの <project_name> プロジェクトを作成します。
kind: Namespace apiVersion: v1 metadata: name: <project_name> 1 labels: app.kubernetes.io/part-of: che.eclipse.org app.kubernetes.io/component: workspaces-namespace annotations: che.eclipse.org/username: <username>
- 1
- 選択したプロジェクト名を使用します。