1.21. Red Hat OpenShift GitOps 1.9.1 のリリースノート
Red Hat OpenShift GitOps 1.9.1 が OpenShift Container Platform 4.12 および 4.13 で利用できるようになりました。
1.21.1. エラータの更新
1.21.1.1. RHSA-2023:3591 および RHBA-2023:4117 - Red Hat OpenShift GitOps 1.9.1 セキュリティー更新アドバイザリー
発行日: 2023-07-17
このリリースに含まれるセキュリティー修正のリストは、次のアドバイザリーに記載されています。
Red Hat OpenShift GitOps Operator をインストールしている場合は、次のコマンドを実行して、このリリースのコンテナーイメージを表示します。
$ oc describe deployment gitops-operator-controller-manager -n openshift-operators
1.21.2. 新機能
現在のリリースでは、以下の改善点が追加されました。
- 今回の更新により、同梱の Argo CD がバージョン 2.7.6 に更新されました。
1.21.3. 修正された問題
以下の問題は、現在のリリースで解決されています。
- この更新前は、namespace とアプリケーションが増えると、Argo CD が応答しなくなることがありました。今回の更新では、デッドロックを削除することで問題が修正されます。デッドロックは、リソースでに対して 2 つの関数が競合する場合に発生します。現在は、namespace やアプリケーションが増えても、クラッシュや応答不能は発生しません。GITOPS-2782
- この更新前は、アプリケーションを再同期するときに Argo CD アプリケーションコントローラーリソースが突然動作を停止することがありました。今回の更新では、クラスターキャッシュのデッドロックを防ぐロジックを追加することで問題を修正しました。現在は、デッドロックは発生せず、アプリケーションは正常に再同期されるはずです。GITOPS-2880
-
この更新前は、
argocd-ssh-known-hosts-cm
config map 内の既知のホストの RSA キーが一致しませんでした。今回の更新では、RSA キーをアップストリームプロジェクトと一致させることで問題を修正しました。現在は、デフォルトのデプロイメントでデフォルトの RSA キーを使用できます。GITOPS-3042 -
この更新前は、
argocd-cm
config map の調整タイムアウト設定が Argo CD アプリケーションコントローラーリソースに正しく適用されていませんでした。今回の更新では、argocd-cm
config map から調整タイムアウト設定を正しく読み取り、適用することで問題が修正されました。現在は、AppSync
設定から調整タイムアウト値を問題なく変更できます。GITOPS-2810