1.12. Red Hat OpenShift GitOps 1.10.5 のリリースノート
Red Hat OpenShift GitOps 1.10.5 が OpenShift Container Platform 4.12、4.13、および 4.14 で利用できるようになりました。
1.12.1. エラータの更新
1.12.1.1. RHSA-2024:2817 - Red Hat OpenShift GitOps 1.10.5 セキュリティー更新アドバイザリー
発行日: 2024-05-10
このリリースに含まれるセキュリティー修正のリストは、次のアドバイザリーに記載されています。
Red Hat OpenShift GitOps Operator をインストールしている場合は、次のコマンドを実行して、このリリースのコンテナーイメージを表示します。
$ oc describe deployment gitops-operator-controller-manager -n openshift-operators
1.12.2. 修正された問題
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この更新前は、このバイナリーが GitOps コンテナーで利用できなかったため、ユーザーは
argocd-k8s-auth
バイナリーを使用して Google Kubernetes Engine (GKE) および Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) クラスターを追加できませんでした。この更新では、GitOps コンテナーにargocd-k8s-auth
バイナリーを追加することで問題が修正されます。(GITOPS-4226) -
この更新前は、Azure DevOps Repository サービスによる
rsa-ssh
ホストキーアルゴリズムの非推奨により、Argo CD を使用して Azure DevOps に接続しようとするとエラーが発生していました。この更新プログラムは、Argo CD と Azure DevOps Repository サービスとの間の通信プロセス中にrsa-ssh
ホストキーアルゴリズムのサポートを提供することで、問題を修正します。(GITOPS-4543) -
この更新前は、Argo CD の
ignoreDifferences
同期オプションは配列フィールドでは機能しませんでした。この更新では、配列フィールドを処理するためにアップストリームプロジェクトで使用されるignoreDifferences
同期オプションのマージストラテジーを変更することで、問題が修正されます。その結果、同期中に配列内の特定の要素を無視できるようになり、同期オプションが正しく機能するようになりました。(GITOPS-2962) -
この更新前は、ユーザーは Red Hat OpenShift GitOps Web コンソールの Developer パースペクティブの Add ページから Argo CD のカスタムリソースを作成できませんでした。この問題は、Red Hat OpenShift GitOps 1.10 以降のリリースで確認されています。この更新により、正しいバージョンの Operator 対応リソースが
ClusterServiceVersion
マニフェストファイルに含まれるため、問題が修正されます。(GITOPS-4513)