9.2. ロールアウトリソースを管理するためのクラスタースコープの Argo Rollouts インスタンスの設定
ロールアウトリソースを管理するためのクラスタースコープの Argo Rollouts インスタンスを設定するには、Subscription
リソースに CLUSTER_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS_NAMESPACES
環境変数を追加します。この変数には、クラスタースコープの Argo Rollouts のインストールに設定できるユーザー定義の namespace のリストが含まれています。CLUSTER_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS_NAMESPACES
環境変数が空の場合は、openshift-gitops
namespace にクラスタースコープの Argo Rollouts インストールを作成できます。
NAMESPACE_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS
変数が false
に設定されている場合にのみ、クラスタースコープの Argo Rollouts インスタンスを作成できます。デフォルトでは、NAMESPACE_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS
変数が定義されていない場合は、false
に設定されます。
手順
-
Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators
Installed Operators Red Hat OpenShift GitOps Subscription に移動します。 - Actions リストをクリックし、Edit Subscription をクリックします。
openshift-gitops-operator サブスクリプションの詳細ページの YAML タブで、Argo CD インスタンスの namespace を
spec
セクションのCLUSTER_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS_NAMESPACES
環境変数に追加して、Subscription
YAML ファイルを編集します。CLUSTER_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS_NAMESPACES
環境変数の設定例apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1 kind: Subscription metadata: name: openshift-gitops-operator spec: config: env: - name: NAMESPACE_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS value: 'false' 1 - name: CLUSTER_SCOPED_ARGO_ROLLOUTS_NAMESPACES value: <list_of_namespaces_in_the_cluster-scoped_Argo_CD_instances> 2 ...
- 1
- クラスタースコープのインストールを有効または無効にするには、この値を指定します。値が
'false'
に設定されている場合は、クラスタースコープのインストールが有効化されていることを意味します。'true'
に設定されている場合は、namespace スコープのインストールが有効化されていることを意味します。値が空の場合はfalse
に設定されます。 - 2
- クラスタースコープの Argo Rollouts インスタンスをホストできる namespace のコンマ区切りのリストを指定します (例:
test-123-cluster-scoped,test-456-cluster-scoped
)。
- Save、Reload を順にクリックします。