1.14. Red Hat OpenShift Serverless 1.19.0 のリリースノート
OpenShift Serverless 1.19.0 が利用可能になりました。以下では、OpenShift Container Platform 上の OpenShift Serverless に関連する新機能、変更点、および既知の問題を説明します。
1.14.1. 新機能
- OpenShift Serverless は Knative Serving 0.25 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Knative Eventing 0.25 を使用するようになりました。
- OpenShift Serverless は Kourier 0.25 を使用するようになりました。
-
OpenShift Serverless は Knative (
kn
) CLI 0.25 を使用するようになりました。 - OpenShift Serverless は Knative Kafka 0.25 を使用するようになりました。
-
kn func
CLI プラグインがfunc
0.19 を使用するようになりました。 -
KafkaBinding
API は OpenShift Serverless 1.19.0 で非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。 - HTTPS リダイレクトがサポートされ、クラスターに対してグローバルに設定することも、各 Knative サービスごとに設定することもできるようになりました。
1.14.2. 修正された問題
- 以前のリリースでは、Kafka チャネルディスパッチャーは、ローカルコミットが成功するのを待ってからしか応答していませんでした。これにより、Apache Kafka ノードに障害が発生した場合に、イベントが失われる可能性がありました。Kafka チャネルディスパッチャーは、すべての同期レプリカがコミットするのを待ってから応答するようになりました。
1.14.3. 既知の問題
func
バージョン 0.19 では、一部のランタイムが podman を使用して関数をビルドできない場合があります。以下のようなエラーメッセージが出力される場合があります。ERROR: failed to image: error during connect: Get "http://%2Fvar%2Frun%2Fdocker.sock/v1.40/info": EOF
この問題には、以下の回避策があります。
--time=0
をサービスExecStart
定義に追加して、podman サービスを更新します。サービス設定の例
ExecStart=/usr/bin/podman $LOGGING system service --time=0
以下のコマンドを実行して podman サービスを再起動します。
$ systemctl --user daemon-reload
$ systemctl restart --user podman.socket
または、TCP を使用して podman API を公開することもできます。
$ podman system service --time=0 tcp:127.0.0.1:5534 & export DOCKER_HOST=tcp://127.0.0.1:5534