1.9. Red Hat OpenShift Serverless 1.24.0 のリリースノート


OpenShift Serverless 1.24.0 が公開されました。以下では、OpenShift Container Platform 上の OpenShift Serverless に関連する新機能、変更点、および既知の問題を説明します。

1.9.1. 新機能

  • OpenShift Serverless は Knative Serving 1.3 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は Knative Eventing 1.3 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は Kourier 1.3 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は、Knative (kn) CLI 1.3 を使用するようになりました。
  • OpenShift Serverless は Knative Kafka 1.3 を使用するようになりました。
  • kn func CLI プラグインが func 0.24 を使用するようになりました。
  • Knative サービスの初期化コンテナーのサポートが一般提供 (GA) になりました。
  • OpenShift Serverless ロジックが開発者プレビューとして利用できるようになりました。これにより、サーバーレスアプリケーションを管理するための宣言型ワークフローモデルを定義できます。
  • OpenShift Container Platform では、OpenShift Serverless で Cost Management サービスを使用できるようになりました。

1.9.2. 修正された問題

  • OpenShift Serverless を Red Hat OpenShift Service Mesh と統合すると、クラスターに存在するシークレットが多すぎると、起動時に net-istio-controller Pod がメモリー不足になります。

    シークレットフィルタリングを有効にできるようになりました。これにより、net-istio-controller は、networking.internal.knative.dev/certificate-uid ラベルを持つシークレットのみを考慮するようになり、必要なメモリー量が削減されます。

  • OpenShift Serverless Functions テクノロジープレビューは、デフォルトで Cloud Native Buildpacks を使用してコンテナーイメージをビルドするようになりました。

1.9.3. 既知の問題

  • 連邦情報処理標準 (FIPS) モードは、Kafka ブローカー、Kafka ソース、および Kafka シンクに対して無効になっています。
  • OpenShift Serverless 1.23 では、KafkaBindings および kafka -binding Webhook のサポートが削除されました。ただし、既存の kafkabindings.webhook.kafka.sources.knative.dev MutatingWebhookConfiguration が残り、もはや存在しない kafka-source-webhook サービスを指している可能性があります。

    クラスター上の KafkaBindings の特定の仕様では、kafkabindings.webhook.kafka.sources.knative.dev MutatingWebhookConfiguration が、Webhook を介して、デプロイメント、Knative Services、ジョブなどのさまざまなリソースに作成および更新イベントを渡すように設定されている場合がありますが、そのように設定されていると失敗します。

    この問題を回避するには、OpenShift Serverless 1.23 にアップグレードした後、クラスターから kafkabindings.webhook.kafka.sources.knative.dev MutatingWebhookConfiguration を手動で削除します。

    $ oc delete mutatingwebhookconfiguration kafkabindings.webhook.kafka.sources.knative.dev
  • Ingress に net-istio を使用し、security.dataPlane.mtls: true を使用して SMCP 経由で mTLS を有効にする場合、Service Mesh は *.local ホストの DestinationRules をデプロイしますが、これは OpenShift Serverless の DomainMapping を許可しません。

    この問題を回避するには、security.dataPlane.mtls: true を使用する代わりに PeerAuthentication をデプロイして mTLS を有効にします。

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