9.2. カスタムドメインマッピング


所有するカスタムドメイン名を Knative サービスにマッピングすることで、Knative サービスのドメインをカスタマイズできます。カスタムドメイン名をカスタムリソース (CR) にマッピングするには、Knative サービスまたは Knative ルートなどのアドレス指定可能なターゲット CR にマッピングする DomainMapping CR を作成する必要があります。

9.2.1. カスタムドメインマッピングの作成

所有するカスタムドメイン名を Knative サービスにマッピングすることで、Knative サービスのドメインをカスタマイズできます。カスタムドメイン名をカスタムリソース (CR) にマッピングするには、Knative サービスまたは Knative ルートなどのアドレス指定可能なターゲット CR にマッピングする DomainMapping CR を作成する必要があります。

前提条件

  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がクラスターにインストールされている。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • OpenShift Container Platform でアプリケーションおよび他のワークロードを作成するために、プロジェクトを作成しているか、適切なロールおよびパーミッションを持つプロジェクトにアクセスできる。
  • Knative サービスを作成し、そのサービスにマップするカスタムドメインを制御できる。

    注記

    カスタムドメインは OpenShift Container Platform クラスターの IP アドレスを参照する必要があります。

手順

  1. マップ先となるターゲット CR と同じ namespace に DomainMapping CR が含まれる YAML ファイルを作成します。

    apiVersion: serving.knative.dev/v1alpha1
    kind: DomainMapping
    metadata:
     name: <domain_name> 1
     namespace: <namespace> 2
    spec:
     ref:
       name: <target_name> 3
       kind: <target_type> 4
       apiVersion: serving.knative.dev/v1
    1
    ターゲット CR にマップするカスタムドメイン名。
    2
    DomainMapping CR とターゲット CR の両方の namespace。
    3
    カスタムドメインにマップするサービス名。
    4
    カスタムドメインにマップされる CR のタイプ。

    サービスドメインマッピングの例

    apiVersion: serving.knative.dev/v1alpha1
    kind: DomainMapping
    metadata:
     name: example.com
     namespace: default
    spec:
     ref:
       name: showcase
       kind: Service
       apiVersion: serving.knative.dev/v1

    ルートドメインマッピングの例

    apiVersion: serving.knative.dev/v1alpha1
    kind: DomainMapping
    metadata:
     name: example.com
     namespace: default
    spec:
     ref:
       name: example-route
       kind: Route
       apiVersion: serving.knative.dev/v1

  2. DomainMapping CR を YAML ファイルとして適用します。

    $ oc apply -f <filename>
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