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第3章 Knative CLI プラグイン

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Knative (kn) CLI は、プラグインの使用をサポートします。これにより、カスタムコマンドとコアディストリビューションには含まれないその他の共有コマンドを追加でき、kn インストールの機能の拡張を可能にします。Knative (kn) CLI プラグインは主な kn 機能として同じ方法で使用されます。

現在、Red Hat は kn-source-kafka プラグインと kn-event プラグインをサポートしています。

重要

kn-event プラグインは、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品サポートのサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではない場合があります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

3.1. kn-event プラグインを使用してイベントを作成する

kn event build コマンドのビルダーのようなインターフェイスを使用して、イベントをビルドできます。その後、そのイベントを後で送信するか、別のコンテキストで使用できます。

前提条件

  • Knative (kn) CLI がインストールされている。

手順

  • イベントをビルドします。

    $ kn event build --field <field-name>=<value> --type <type-name> --id <id> --output <format>

    ここでは、以下のようになります。

    • --field フラグは、データをフィールド/値のペアとしてイベントに追加します。これは複数回使用できます。
    • --type フラグを使用すると、イベントのタイプを指定する文字列を指定できます。
    • --id フラグは、イベントの ID を指定します。
    • json または yaml 引数を --output フラグと共に使用して、イベントの出力形式を変更できます。

      これらのフラグはすべてオプションです。

      簡単なイベントのビルド

      $ kn event build -o yaml

      YAML 形式のビルドされたイベント

      data: {}
      datacontenttype: application/json
      id: 81a402a2-9c29-4c27-b8ed-246a253c9e58
      source: kn-event/v0.4.0
      specversion: "1.0"
      time: "2021-10-15T10:42:57.713226203Z"
      type: dev.knative.cli.plugin.event.generic

      サンプルトランザクションイベントのビルド

      $ kn event build \
          --field operation.type=local-wire-transfer \
          --field operation.amount=2345.40 \
          --field operation.from=87656231 \
          --field operation.to=2344121 \
          --field automated=true \
          --field signature='FGzCPLvYWdEgsdpb3qXkaVp7Da0=' \
          --type org.example.bank.bar \
          --id $(head -c 10 < /dev/urandom | base64 -w 0) \
          --output json

      JSON 形式のビルドされたイベント

      {
        "specversion": "1.0",
        "id": "RjtL8UH66X+UJg==",
        "source": "kn-event/v0.4.0",
        "type": "org.example.bank.bar",
        "datacontenttype": "application/json",
        "time": "2021-10-15T10:43:23.113187943Z",
        "data": {
          "automated": true,
          "operation": {
            "amount": "2345.40",
            "from": 87656231,
            "to": 2344121,
            "type": "local-wire-transfer"
          },
          "signature": "FGzCPLvYWdEgsdpb3qXkaVp7Da0="
        }
      }

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