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第11章 net-kourier のバーストと QPS の設定

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1 秒あたりのクエリー数 (QPS) とバースト値によって、API サーバーへのリクエストまたは API 呼び出しの頻度が決まります。

11.1. net-kourier のバースト値と QPS 値の設定

1 秒あたりのクエリー数 (QPS) の値によって、API サーバーに送信されるクライアントリクエストまたは API 呼び出しの数が決まります。

バースト値によって、処理のために保存できるクライアントからのリクエストの数が決まります。このバッファーを超えるリクエストはドロップされます。これは、バースト性が高く、要求が時間内に均一に分散されないコントローラーに役立ちます。

net-kourier-controller が再起動すると、クラスターにデプロイされたすべての ingress リソースが解析されるため、かなりの数の API 呼び出しが発生します。このため、net-kourier-controller の起動に時間がかかることがあります。

KnativeServing CR で net-kourier-controller の QPS およびバースト値を調整できます。

KnativeServing CR の例

apiVersion: operator.knative.dev/v1beta1
kind: KnativeServing
metadata:
  name: knative-serving
  namespace: knative-serving
spec:
  workloads:
  - name: net-kourier-controller
    env:
    - container: controller
      envVars:
      - name: KUBE_API_BURST
        value: "200" 1
      - name: KUBE_API_QPS
        value: "200" 2

1
コントローラーと API サーバー間の通信の QPS レート。デフォルト値は 200 です。
2
Kubelet と API サーバー間の通信のバースト容量。デフォルト値は 200 です。
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