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4.6. Ingress と Istio ルーティングの確認

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Istio が Ingress レイヤーとして使用されている場合、Ingress と Istio のルーティングに問題が発生することがあります。OpenShift CLI (oc) を使用すると、それらの詳細を確認できます。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、すべての Ingress リソースとそれに対応するラベルをリスト表示します。

    $ oc get ingresses.networking.internal.knative.dev -o=custom-columns='NAME:.metadata.name,LABELS:.metadata.labels'

    出力例

    NAME            LABELS
    helloworld-go   map[serving.knative.dev/route:helloworld-go serving.knative.dev/routeNamespace:default serving.knative.dev/service:helloworld-go]

    この出力では、serving.knative.dev/route ラベルおよび serving.knative.dev/routeNamespace ラベルは、Ingress リソースが存在する Route を示しています。Route と Ingress がリスト表示されているはずです。

    Ingress が存在しない場合、ルートコントローラーは、Route オブジェクトまたは Service オブジェクトの対象である Revision オブジェクトの準備ができていないと想定します。他のデバッグ手順に進み、Revision の readiness ステータスを診断します。

  2. Ingress がリスト表示されている場合は、次のコマンドを実行して、ルートに対して作成された ClusterIngress オブジェクトを調べます。

    $ oc get ingresses.networking.internal.knative.dev <ingress_name> --output yaml

    出力のステータスセクションで、type=Ready の条件のステータスが True であれば、Ingress は正常に機能しています。それ以外の場合は、出力にエラーメッセージが表示されます。

  3. Ingress のステータスが Ready の場合、対応する VirtualService オブジェクトがあります。次のコマンドを実行して、VirtualService オブジェクトの設定を確認します。

    $ oc get virtualservice -l networking.internal.knative.dev/ingress=<ingress_name> -n <ingress_namespace> --output yaml

    VirtualService オブジェクトのネットワーク設定は、Ingress オブジェクトおよび Route オブジェクトのネットワーク設定と一致する必要があります。VirtualService オブジェクトは Status フィールドを公開しないため、その設定が反映されるまで待つことを推奨します。

4.6.1. 関連情報

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