第3章 関数をローカルで実行する
kn func
ツールを使用して、関数をローカルで実行できます。これは、たとえば、クラスターにデプロイする前に関数をテストする場合に役立ちます。
3.1. 関数のローカルでの実行
kn func run
コマンドを使用すると、現在のディレクトリーまたは --path
フラグで指定されたディレクトリーで関数をローカルに実行できます。実行している関数が以前にビルドされたことがない場合、またはプロジェクトファイルが最後にビルドされてから変更されている場合、kn func run
コマンドは、デフォルトで関数を実行する前に関数をビルドします。
現在のディレクトリーで関数を実行するコマンドの例
$ kn func run
パスとして指定されたディレクトリー内の関数を実行するコマンドの例
$ kn func run --path=<directory_path>
プロジェクトファイルに変更がない場合でも、--build
フラグを使用して、関数を実行する前に既存のイメージを強制的に再構築することもできます。
ビルドフラグを使用した実行コマンドの例
$ kn func run --build
build
フラグを false に設定すると、イメージのビルドが無効になり、以前にビルドされたイメージを使用して関数が実行します。
ビルドフラグを使用した実行コマンドの例
$ kn func run --build=false
help コマンドを使用して、kn func run
コマンドオプションの詳細を確認できます。
help コマンドのビルド
$ kn func help run