4.7. waypoint プロキシーのデプロイ


info アプリケーション namespace に waypoint プロキシーをデプロイして、トラフィックを Istio アンビエントデータプレーン経由でルーティングし、L7 ポリシーを適用できます。

前提条件

  • アンビエントモード機能に必要な、サポートされている Kubernetes Gateway API カスタムリソース定義 (CRD) を提供する OpenShift Container Platform 4.19 以降にログインする。
  • OpenShift クラスターに Red Hat OpenShift Service Mesh Operator 3.2.0 以降がインストールされている。
  • Istio がアンビエントモードでデプロイされている。
  • 次の例の info サンプルアプリケーションをデプロイした。
  • ターゲット namespace に label istio.io/dataplane-mode=ambient を追加した。

手順

  1. 次の例のように、info アプリケーション namespace に waypoint プロキシーをデプロイします。

    設定例

    apiVersion: gateway.networking.k8s.io/v1
    kind: Gateway
    metadata:
      labels:
        istio.io/waypoint-for: service
      name: waypoint
      namespace: info
    spec:
      gatewayClassName: istio-waypoint
      listeners:
      - name: mesh
        port: 15008
        protocol: HBONE
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

  2. 次のコマンドを実行して、waypoint カスタムリソース (CR) を適用します。

    $ oc apply -f waypoint.yaml
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    istio.io/waypoint-for: service ラベルは、waypoint がサービスのトラフィックを処理することを示します。ラベルによって、処理されるトラフィックの種類が決まります。詳細は、「waypoint のトラフィックの種類」を参照してください。

  3. 次のコマンドを実行して、waypoint を使用するために info namespace を登録します。

    $ oc label namespace info istio.io/use-waypoint=waypoint
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

namespace を登録すると、アンビエントデータプレーンを使用するすべての Pod から info 内のサービスへのリクエストは、L7 処理とポリシーを適用するために waypoint を経由してルーティングされます。

検証

  1. 次のコマンドを実行して、info namespace 内のすべてのサービスによって waypoint プロキシーが使用されていることを確認します。

    $ istioctl ztunnel-config svc --namespace ztunnel
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    出力例

    NAMESPACE    SERVICE NAME     SERVICE VIP     WAYPOINT   ENDPOINTS
    info     details          172.30.15.248   waypoint   1/1
    info     details-v1       172.30.114.128  waypoint   1/1
    info     productpage      172.30.155.45   waypoint   1/1
    info     productpage-v1   172.30.76.27    waypoint   1/1
    info     ratings          172.30.24.145   waypoint   1/1
    info     ratings-v1       172.30.139.144  waypoint   1/1
    info     reviews          172.30.196.50   waypoint   3/3
    info     reviews-v1       172.30.172.192  waypoint   1/1
    info     reviews-v2       172.30.12.41    waypoint   1/1
    info     reviews-v3       172.30.232.12   waypoint   1/1
    info     waypoint         172.30.92.147   None       1/1
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

注記

それぞれのサービスまたは Pod にラベルを付けることで、特定のサービスまたは Pod のみが waypoint を使用するように設定することもできます。Pod を明示的に登録する場合は、対応する gateway リソースに istio.io/waypoint-for: workload ラベルも追加します。

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat