ROSA CLI


Red Hat OpenShift Service on AWS 4

Red Hat OpenShift Service on AWS コマンドラインツールの使用方法

Red Hat OpenShift Documentation Team

概要

このドキュメントでは、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) コマンドラインツールのインストール、設定、および使用を説明します。また、CLI コマンドおよび例のリファレンスも含まれています。

第1章 Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) の使用開始

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI、rosa の設定と基本的な使用法。

1.1. Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI である rosa

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) の rosa コマンドラインユーティリティーを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターおよびリソースを作成、更新、管理、および削除します。

1.2. ROSA CLI の設定

以下の手順を使用して、インストールホストに Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) をインストールし、設定します。

手順

  1. OpenShift Cluster Manager の Downloads ページから、お使いのオペレーティングシステムの ROSA CLI (rosa) の最新バージョンをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたアーカイブから rosa バイナリーファイルを展開します。以下の例は、Linux tar アーカイブからバイナリーを展開します。

    $ tar xvf rosa-linux.tar.gz
  3. パスに rosa を加えてください。以下の例では、/usr/local/bin ディレクトリーがユーザーのパスに含まれます。

    $ sudo mv rosa /usr/local/bin/rosa
  4. rosa バージョンをクエリーして、ROSA CLI ツールが適切にインストールされていることを確認します。

    $ rosa version

    出力例

    1.2.15
    Your ROSA CLI is up to date.

  5. オプション: ROSA CLI のタブ補完を有効にします。タブ補完を有効にすると、Tab キーを 2 回押すことでサブコマンドが自動的に補完され、コマンドの提案が表示されます。

    • Linux ホストで Bash のタブ補完を永続的に有効にするには、以下を実行します。

      1. Bash 用の rosa タブ補完設定ファイルを生成し、/etc/bash_completion.d/ ディレクトリーに保存します。

        # rosa completion bash > /etc/bash_completion.d/rosa
      2. 新しいターミナルを開き、設定を有効にします。
    • macOS ホストで Bash のタブ補完を永続的に有効にするには、以下を実行します。

      1. Bash 用の rosa タブ補完設定ファイルを生成し、/usr/local/etc/bash_completion.d/ ディレクトリーに保存します。

        $ rosa completion bash > /usr/local/etc/bash_completion.d/rosa
      2. 新しいターミナルを開き、設定を有効にします。
    • Zsh ホストのタブ補完を永続的に有効にするには、以下を実行します。

      1. Zsh 環境でタブ補完が有効になっていない場合は、以下のコマンドを実行して有効にします。

        $ echo "autoload -U compinit; compinit" >> ~/.zshrc
      2. Zsh の rosa タブ補完設定ファイルを生成し、関数パスの最初のディレクトリーに保存します。

        $ rosa completion zsh > "${fpath[1]}/_rosa"
      3. 新しいターミナルを開き、設定を有効にします。
    • fish のタブ補完を永続的に有効にするには、以下を実行します。

      1. fish 用の rosa タブ補完設定ファイルを生成し、~/.config/fish/completions/ ディレクトリーに保存します。

        $ rosa completion fish > ~/.config/fish/completions/rosa.fish
      2. 新しいターミナルを開き、設定を有効にします。
    • PowerShell のタブ補完を永続的に有効にするには、以下を実行します。

      1. PowerShell の rosa タブ補完設定ファイルを生成し、rosa.ps1 という名前のファイルに保存します。

        PS> rosa completion powershell | Out-String | Invoke-Expression
      2. PowerShell プロファイルから rosa.ps1 ファイルを取得します。
    注記

    rosa タブ補完の設定に関する詳細は、rosa completion --help コマンドを実行してヘルプメニューを参照してください。

1.3. ROSA CLI の設定

次のコマンドを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) を設定します。

1.3.1. login

Red Hat アカウントにログインし、認証情報を rosa 設定ファイルに保存します。ログイン時にトークンを指定する必要があります。Red Hat OpenShift Service on AWS のトークンページ からトークンをコピーすることができます。

ROSA CLI (rosa) は、以下の優先順位でトークンを検索します。

  1. コマンドライン引数
  2. ROSA_TOKEN 環境変数
  3. rosa 設定ファイル
  4. コマンドラインプロンプトから対話的に

構文

$ rosa login [arguments]

表1.1 引数
オプション定義

--client-id

OpenID クライアント識別子 (文字列)。デフォルトは、cloud-services です。

--client-secret

OpenID クライアントシークレット (文字列)。

--insecure

サーバーとの非セキュアな通信を有効にします。これにより、TLS 証明書およびホスト名の検証が無効になります。

--scope

OpenID スコープ (文字列)。このオプションを使用する場合、デフォルトのスコープはこのオプションに置き換えられます。これは複数回繰り返して、複数のスコープを指定できます。デフォルトは、openid です。

--token

トークンにアクセスまたは更新します (文字列)。

--token-url

OpenID トークン URL (文字列)。デフォルトは、https://sso.redhat.com/auth/realms/redhat-external/protocol/openid-connect/token です。

表1.2 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

1.3.2. logout

rosa からログアウトします。ログアウトすると、rosa 設定ファイルも削除されます。

構文

$ rosa logout [arguments]

表1.3 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

1.3.3. verify permissions

ROSA クラスターの作成に必要な AWS パーミッションが正しく設定されていることを確認します。

構文

$ rosa verify permissions [arguments]

注記

このコマンドは、AWS Security Token Service(STS) を使用しないクラスターに対してのみパーミッションを検証します。

表1.4 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--region

コマンドを実行する AWS リージョン (文字列)。この値は AWS_REGION 環境変数を上書きします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

AWS パーミッションが正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify permissions

AWS パーミッションが特定のリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify permissions --region=us-west-2

1.3.4. verify quota

AWS クォータがデフォルトのリージョンに正しく設定されていることを確認します。

構文

$ rosa verify quota [arguments]

表1.5 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--region

コマンドを実行する AWS リージョン (文字列)。この値は AWS_REGION 環境変数を上書きします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

AWS クォータがデフォルトのリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify quota

AWS クォータが特定のリージョンで正しく設定されていることを確認します。

$ rosa verify quota --region=us-west-2

1.3.5. rosa をダウンロード

ROSA CLI の互換性のある最新バージョンをダウンロードします。

rosa をダウンロードした後、アーカイブの内容を抽出し、パスに追加します。詳細は、ROSA CLI の設定 を参照してください。

構文

$ rosa download rosa [arguments]

表1.6 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

1.3.6. download oc

OpenShift Container Platform CLI (oc) の最新の互換性のあるバージョンをダウンロードします。

oc をダウンロードした後、アーカイブの内容を抽出してパスに追加する必要があります。

構文

$ rosa download oc [arguments]

表1.7 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

oc クライアントツールをダウンロードします。

$ rosa download oc

1.3.7. verify oc

OpenShift Container Platform CLI (oc) が正常にインストールされていることを確認します。

構文

$ rosa verify oc [arguments]

表1.8 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

oc クライアントツールを確認します。

$ rosa verify oc

1.4. Red Hat OpenShift Service on AWS の初期化

非 STS を使用している場合にのみ、init コマンドを使用して Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) を初期化します。

1.4.1. init

一連の確認項目を実行して、Red Hat OpenShift Service on AWS クラスターをデプロイする準備ができていることを確認します。

以下は、確認項目の一覧です。

  • ログインしていることを確認します (login を参照)。
  • AWS 認証情報が有効であることを確認します。
  • AWS パーミッションが有効であることを確認します (verify permissions を参照)。
  • AWS クォータレベルが十分にあることを確認します (verify quota を参照)。
  • クラスターシミュレーションを実行して、クラスターの作成が想定通りに実行されることを確認します。
  • osdCcsAdmin ユーザーが AWS アカウントに作成されていることを確認します。
  • OpenShift Container Platform コマンドラインツールがシステムで利用できることを確認します。

構文

$ rosa init [arguments]

表1.9 引数
オプション定義

--region

クォータおよびパーミッションを確認する AWS リージョン (文字列)。この値は、init コマンドを実行する場合にのみ AWS_REGION 環境変数を上書きしますが、これは AWS CLI 設定を変更しません。

--delete

init コマンドの実行時に AWS アカウントに適用されるスタックテンプレートを削除します。

--client-id

OpenID クライアント識別子 (文字列)。デフォルトは、cloud-services です。

--client-secret

OpenID クライアントシークレット (文字列)。

--insecure

サーバーとの非セキュアな通信を有効にします。これにより、TLS 証明書およびホスト名の検証が無効になります。

--scope

OpenID スコープ (文字列)。このオプションを使用する場合は、デフォルトのスコープを完全に置き換えます。これは複数回繰り返して、複数のスコープを指定できます。デフォルトは、openid です。

--token

トークンにアクセスまたは更新します (文字列)。

--token-url

OpenID トークン URL (文字列)。デフォルトは、https://sso.redhat.com/auth/realms/redhat-external/protocol/openid-connect/token です。

表1.10 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

AWS アカウントを設定して ROSA クラスターを許可します。

$ rosa init

既存の OpenShift Cluster Manager 認証情報を使用して新規 AWS アカウントを設定します。

$ rosa init --token=$OFFLINE_ACCESS_TOKEN

1.5. Bash スクリプトの使用

これは、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) で Bash スクリプトを使用する方法のワークフロー例です。

前提条件

AWS 認証情報が以下のオプションのいずれかとして利用可能であることを確認します。

  • AWS プロファイル
  • 環境変数 (AWS_ACCESS_KEY_IDAWS_SECRET_ACCESS_KEY)

手順

  1. Red Hat の OpenShift Cluster Manager オフライントークンを使用して rosa を初期化します。

    $ rosa init --token=<token>
  2. Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) クラスターを作成します。

    $ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name>
  3. アイデンティティープロバイダー (IDP) を追加します。

    $ rosa create idp --cluster=<cluster_name> --type=<identity_provider> [arguments]
  4. dedicated-admin ユーザーを追加します。

    $ rosa grant user dedicated-admin --user=<idp_user_name> --cluster=<cluster_name>

1.6. ROSA CLI の更新

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) の互換性のある最新バージョンに更新します。

手順

  1. ROSA CLI (rosa) の新しいバージョンが利用可能であることを確認します。

    $ rosa version

    出力例

    1.2.12
    There is a newer release version '1.2.15', please consider updating: https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/clients/rosa/latest/

  2. ROSA CLI の互換性のある最新バージョンをダウンロードします。

    $ rosa download rosa

    このコマンドは、rosa-*.tar.gz というアーカイブを現在のディレクトリーにダウンロードします。ファイルの正確な名前は、オペレーティングシステムとシステムアーキテクチャーによって異なります。

  3. アーカイブの内容を展開します。

    $ tar -xzf rosa-linux.tar.gz
  4. 抽出したファイルをパスに移動して、新しいバージョンの ROSA CLI をインストールします。以下の例では、/usr/local/bin ディレクトリーがユーザーのパスに含まれます。

    $ sudo mv rosa /usr/local/bin/rosa

検証

  • 新しいバージョンの ROSA がインストールされていることを確認します。

    $ rosa version

    出力例

    1.2.15
    Your ROSA CLI is up to date.

第2章 ROSA CLI を使用したオブジェクトの管理

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) を使用したオブジェクトの管理 (dedicated-admin ユーザーの追加、クラスターの管理、クラスターのアップグレードのスケジュールなど)。

2.1. 一般的なコマンドおよび引数

これらの一般的なコマンドと引数は、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) で使用できます。

2.1.1. debug

トラブルシューティングに役立つように、親コマンドのデバッグモードを有効にします。

$ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name> --debug

2.1.2. ダウンロード

指定されたソフトウェアの互換性のある最新バージョンをアーカイブファイル内の現在のディレクトリーにダウンロードします。ソフトウェアを使用するには、アーカイブの内容を抽出し、その内容をパスに追加します。最新の Red Hat OpenShift Service on AWS CLI をダウンロードするには、rosa を指定します。最新の OpenShift CLI をダウンロードするには、oc を指定します。

$ rosa download <software>

2.1.3. help

ROSA CLI (rosa) の一般的なヘルプ情報および利用可能なコマンドの一覧を表示します。このオプションは、versioncreate などの親コマンドのヘルプ情報を表示する引数として使用することもできます。

ROSA CLI の一般的なヘルプを表示します。

$ rosa --help

version の一般的なヘルプを表示します。

$ rosa version --help

2.1.4. interactive

対話モードを有効にします。

$ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name> --interactive

2.1.5. profile

認証情報ファイルから AWS プロファイルを指定します。

$ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name> --profile=myAWSprofile

2.1.6. version

rosa のバージョンを表示し、新しいバージョンが利用可能かどうかを確認します。

$ rosa version [arguments]

出力例

新しいバージョンの ROSA CLI が利用可能な場合に表示されます。

1.2.12
There is a newer release version '1.2.15', please consider updating: https://mirror.openshift.com/pub/openshift-v4/clients/rosa/latest/

2.2. 親コマンド

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI の rosa は、親コマンドと子コマンドを使用してオブジェクトを管理します。親コマンドは、createeditdeletelist、および describe です。すべての親コマンドをすべての子コマンドと共に使用できる訳ではありません。詳細は、子コマンドを説明する特定の参照トピックを参照してください。

2.2.1. create

子コマンドとペアとなった場合に、オブジェクトまたはリソースを作成します。

$ rosa create cluster --cluster-name=mycluster

2.2.2. edit

クラスタープライベートの作成など、オブジェクトのオプションを編集します。

$ rosa edit cluster --cluster=mycluster --private

2.2.3. delete

子コマンドとペアとなった場合に、オブジェクトまたはリソースを削除します。

$ rosa delete ingress --cluster=mycluster

2.2.4. list

特定のクラスター向けにクラスターまたはリソースを一覧表示します。

$ rosa list users --cluster=mycluster

2.2.5. describe

クラスターの詳細を表示します。

$ rosa describe cluster --cluster=mycluster

2.3. オブジェクトの作成

このセクションでは、クラスターおよびリソース向けの create コマンドを説明します。

2.3.1. account-roles の作成

クラスターに必要なアカウント全体のロールとポリシーリソースを作成します。

構文

$ rosa create account-roles [flags]

表2.1 フラグ
オプション定義

--debug

デバッグモードを有効化します

-i, --interactive

対話モードを有効にします。

-m, --mode string

操作の実行方法。有効なオプションは以下のとおりです。

auto
リソースの変更は、現在の AWS アカウントを使用して自動的に適用されます。
manual
AWS リソースを変更するために必要なコマンドが出力され、手動で実行されます。

--path 文字列

Operator ポリシーを含む、アカウント全体のロールとポリシーの ARN パス。

--permissions-boundary 文字列

アカウントロールのアクセス許可の境界を設定するために使用されるポリシーの ARN。

--prefix 文字列

生成されたすべての AWS リソースのユーザー定義の接頭辞。デフォルトは ManagedOpenShift です。

--profile 文字列

認証情報ファイルから特定の AWS プロファイルを使用します。

-y、--yes

自動的に Yes と回答して操作を確定します。

2.3.2. create admin

クラスターへのログインが可能な自動生成されたパスワードが設定されたクラスター管理者を作成します。

構文

$ rosa create admin --cluster=<cluster_name>|<cluster_id>

表2.2 引数
オプション定義

--cluster <cluster_name>|<cluster_id>

必須。アイデンティティープロバイダー (IDP) に追加するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.3 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile 文字列

認証情報ファイルから AWS プロファイルを指定します。

mycluster という名前のクラスターにログインできるクラスター管理者を作成します。

$ rosa create admin --cluster=mycluster

2.3.3. create cluster

新規クラスターを作成します。

構文

$ rosa create cluster --cluster-name=<cluster_name> [arguments]

表2.4 引数
オプション定義

--cluster-name <cluster_name>

必須。クラスターの名前。create cluster コマンドで使用する場合、この引数は、クラスター名を設定し、openshiftapps.com 上にクラスターのサブドメインを生成するために使用されます。この引数の値は組織内で一意である必要があります。

--compute-machine-type <instance_type>

クラスター内のコンピュートノードのインスタンスタイプ。これは、各コンピュートノードに割り当てられるメモリーおよび仮想 CPU の容量を決定します。有効なインスタンスタイプの詳細は、Red Hat OpenShift Service on AWS サービス定義AWS インスタンスタイプ を参照してください。

--compute-nodes n

アベイラビリティーゾーンごとにプロビジョニングするワーカーノードの数。シングルゾーンクラスターには、2 つ以上のノードが必要です。マルチゾーンクラスターには、3 つ以上のノードが必要です。デフォルト: シングルゾーンクラスターの場合は 2。マルチゾーンクラスターの場合は 3

--controlplane-iam-role <arn>

コントロールプレーンインスタンスにアタッチする IAM ロールの Amazon Resource Name (ARN)。

--disable-scp-checks

クラスターのインストールの試行時に、クラウドパーミッションチェックが無効になるかどうかを示します。

--dry-run

クラスターの作成をシミュレーションします。

--enable-autoscaling

コンピュートノードの自動スケーリングを有効にします。デフォルトでは、自動スケーリングは 2 つのノードに設定されます。デフォルト以外のノード制限を設定するには、--min-replicas 引数および --max-replicas 引数と共にこの引数を使用します。

--host-prefix <subnet>

個々のノードに割り当てるサブネット接頭辞の長さを整数で指定します。たとえば、ホスト接頭辞が 23 に設定される場合は、各ノードに指定の CIDR から /23 サブネットが割り当てられます。

--machine-cidr <address_block>

クラスターのインストール中に Red Hat OpenShift Service on AWS によって使用される IP アドレスのブロック (ipNet) (例: 10.0.0.0/16)。

重要

Red Hat OpenShift Service on AWS 4.11 以降のデフォルトのネットワークプロバイダーである OVN-Kubernetes は、IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を内部的に使用します。クラスターで OVN-Kubernetes を使用している場合は、クラスター内の他の CIDR 定義に IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を含めないでください。

--max-replicas <number_of_nodes>

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最大数を指定します。デフォルトは、2 です。

--min-replicas <number_of_nodes>

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最小数を指定します。デフォルトは、2 です。

--multi-az

複数のデータセンターにデプロイします。

--operator-roles-prefix <string>

OpenShift インストーラーで必要な Operator によって使用されるすべての IAM ロールに使用する接頭辞。接頭辞を指定しない場合は、接頭辞が自動的に生成されます。

--pod-cidr <address_block>

Pod IP アドレスの割り当てに使用する IP アドレス (ipNet) のブロックです (例: 10.128.0.0/14)。

重要

Red Hat OpenShift Service on AWS 4.11 以降のデフォルトのネットワークプロバイダーである OVN-Kubernetes は、IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を内部的に使用します。クラスターで OVN-Kubernetes を使用している場合は、クラスター内の他の CIDR 定義に IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を含めないでください。

--private

プライマリー API エンドポイントおよびアプリケーションルートを直接かつプライベートの接続に制限します。

--private-link

AWS PrivateLink を使用して VPC とサービス間のプライベート接続を提供することを指定します。--private-link を使用する場合は、--subnet-ids 引数が必要です。

--region <region_name>

ワーカープールが配置される AWS リージョンの名前 (例: us-east-1)。この引数は AWS_REGION 環境変数を上書きします。

--role-arn <arn>

OpenShift Cluster Manager がクラスターを作成するために使用するインストーラーロールの Amazon Resource Name (ARN)。これは、アカウントのロールをまだ作成していない場合に必要です。

--service-cidr <address_block>

サービス用の IP アドレス (ipNet) のブロック (例: 172.30.0.0/16)。

重要

Red Hat OpenShift Service on AWS 4.11 以降のデフォルトのネットワークプロバイダーである OVN-Kubernetes は、IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を内部的に使用します。クラスターで OVN-Kubernetes を使用している場合は、クラスター内の他の CIDR 定義に IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を含めないでください。

--sts | --non-sts

クラスターをデプロイするために AWS Security Token Service (STS) と IAM 認証情報 (非 STS) のどちらを使用するかを指定します。

--subnet-ids <aws_subnet_id>

クラスターのインストール時に使用する AWS サブネット ID (例: subnet-01abc234d5678ef9a)。サブネット ID は、アベイラビリティーゾーンごとに、1 つのプライベートサブネット ID と 1 つのパブリックサブネット ID のペアでなければなりません。サブネットは、--subnet-ids=subnet-1,subnet-2 のようにコンマで区切られます。インストーラーでプロビジョニングされるサブネット ID の値は空のままにします。

--private-link を使用する場合は、-subnet-ids 引数が必要であり、ゾーンごとに 1 つのプライベートサブネットのみが許可されます。

--support-role-arn 文字列

Red Hat Site Reliabilty Engineer (SRE) がクラスターアカウントへのアクセスを有効にしてサポートを提供するために使用するロールの Amazon リソースネーム (ARN)。

--version 文字列

クラスターまたはクラスターリソースのインストールに使用される Red Hat OpenShift Service on AWS のバージョン。cluster の場合は X.Y.Z 形式を使用します (例: 4.12.9)。account-role には、X.Y 形式 (例: 4.12) を使用します。

--worker-iam-role 文字列

コンピューティングインスタンスにアタッチされる IAM ロールの Amazon リソースネーム (ARN)。

表2.5 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターを作成します。

$ rosa create cluster --cluster-name=mycluster

特定の AWS リージョンでクラスターを作成します。

$ rosa create cluster --cluster-name=mycluster --region=us-east-2

デフォルトのワーカーマシンプールで自動スケーリングを有効にして、クラスターを作成します。

$ rosa create cluster --cluster-name=mycluster -region=us-east-1 --enable-autoscaling --min-replicas=2 --max-replicas=5

2.3.4. create idp

アイデンティティープロバイダー (IDP) を追加して、ユーザーのクラスターへのログイン方法を定義します。

構文

$ rosa create idp --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.6 引数
オプション定義

--cluster <cluster_name>|<cluster_id>

必須。IDP が追加されるクラスターの名前または ID。

--ca <path_to_file>

サーバーにリクエストを行うときに使用する PEM エンコードされた証明書ファイルへのパス (/usr/share/cert.pem など)。

--client-id

登録されたアプリケーションのクライアント ID (文字列)。

--client-secret

登録したアプリケーションのクライアントシークレット (文字列)。

--mapping-method

新規アイデンティティー (文字列) がログイン時にユーザーにマップされる方法を指定します。デフォルトは、claim です。

--name

アイデンティティープロバイダーの名前 (文字列)。

--type

アイデンティティープロバイダーのタイプ (文字列)。オプションは、githubgitlabgoogleldapopenid です。

表2.7 GitHub 引数
オプション定義

--hostname

GitHub Enterprise のホストされたインスタンスで使用するためのオプションのドメイン (文字列)。

--organizations

ログインアクセス用の組織を指定します。一覧表示されている組織 (文字列) のうち、1 つ以上の組織のメンバーであるユーザーのみがログインできます。

--teams

ログインアクセスのためのチームを指定します。一覧表示されているチーム (文字列) のうち、1 つ以上のチームのメンバーであるユーザーのみがログインできます。形式は <org>/<team> です。

表2.8 GitLab 引数
オプション定義

--host-url

GitLab プロバイダーのホスト URL (文字列)。デフォルトは、https://gitlab.com です。

表2.9 Google 引数
オプション定義

--hosted-domain

ユーザーを Google Apps ドメイン (文字列) に制限します。

表2.10 LDAP 引数
オプション定義

--bind-dn

検索フェーズでバインドするドメイン名 (文字列) です。

--bind-password

検索フェーズでバインドするパスワード (文字列) です。

--email-attributes

メールアドレスとして使用する必要がある値を持つ属性の一覧 (文字列) です。

--id-attributes

ユーザー ID として使用する必要がある値を持つ属性の一覧 (文字列) です。デフォルトは、dn です。

--insecure

サーバーへの TLS 接続を実行しません。

--name-attributes

表示名として使用する必要がある値を持つ属性の一覧 (文字列) です。デフォルトは、cn です。

--url

使用する LDAP 検索パラメーターを指定する RFC 2255 URL (文字列) です。

--username-attributes

優先ユーザー名として使用する必要がある値を持つ属性の一覧 (文字列) です。デフォルトは、uid です。

表2.11 OpenID 引数
オプション定義

--email-claims

メールアドレスとして使用する要求の一覧 (文字列) です。

--extra-scopes

認可トークン要求時に openid の範囲のほかに要求する範囲の一覧 (文字列) です。

--issuer-url

OpenID プロバイダーが発行者 ID としてアサートする URL (文字列)。URL クエリーパラメーターまたはフラグメントのない HTTPS スキームを使用する必要があります。

--name-claims

表示名として使用する要求の一覧 (文字列) です。

--username-claims

ユーザーをプロビジョニングする際に優先ユーザー名として使用される要求の一覧 (文字列) です。

表2.12 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

GitHub アイデンティティープロバイダーを mycluster という名前のクラスターに追加します。

$ rosa create idp --type=github --cluster=mycluster

インタラクティブなプロンプトに従って、アイデンティティープロバイダーを追加します。

$ rosa create idp --cluster=mycluster --interactive

2.3.5. create ingress

Ingress エンドポイントを追加して、クラスターへの API アクセスを有効にします。

構文

$ rosa create ingress --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.13 引数
オプション定義

--cluster <cluster_name>|<cluster_id>

必須: Ingress が追加されるクラスターの名前または ID。

--label-match

Ingress のラベル一致 (文字列)。形式は、キーと値のペアのコンマ区切りリストにする必要があります。ラベルが指定されていない場合は、すべてのルートが両方のルーターで公開されます。

--private

アプリケーションルートを直接かつプライベートの接続に制限します。

表2.14 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターに内部イングレスを追加します。

$ rosa create ingress --private --cluster=mycluster

mycluster という名前のクラスターにパブリックイングレスを追加します。

$ rosa create ingress --cluster=mycluster

ルートセレクターラベルが一致するイングレスを追加します。

$ rosa create ingress --cluster=mycluster --label-match=foo=bar,bar=baz

2.3.6. create machinepool

マシンプールを既存クラスターに追加します。

構文

$ rosa create machinepool --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> --replicas=<number> --name=<machinepool_name> [arguments]

表2.15 引数
オプション定義

--cluster <cluster_name>|<cluster_id>

必須: マシンプールを追加するクラスターの名前または ID。

--enable-autoscaling

コンピュートノードの自動スケーリングを有効または無効にします。自動スケーリングを有効にするには、--min-replicas 引数および --max-replicas 引数と共にこの引数を使用します。自動スケーリングを無効にするには、--enable-autoscaling=false 引数を --replicas 引数と共に使用します。

--instance-type

使用する必要のあるインスタンスタイプ (文字列)。デフォルトは、m5.xlarge です。

--labels

マシンプールのラベル (文字列)。形式は、キーと値のペアのコンマ区切りリストにする必要があります。この一覧は、継続的にノードラベルに加えられるすべての変更を上書きします。

--max-replicas

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最大数を指定します。

--min-replicas

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最小数を指定します。

--name

必須: マシンプールの名前 (文字列)。

--replicas

自動スケーリングが設定されていない場合に必要です。このマシンプールのマシンの数 (整数)。

--taints

マシンプールのテイント。この文字列値は、key=value:ScheduleType のコンマ区切りのリストとしてフォーマットする必要があります。このリストは、ノードのテイントに継続的に加えられた変更を上書きします。

表2.16 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターにマシンプールをインタラクティブに追加します。

$ rosa create machinepool --cluster=mycluster --interactive

自動スケーリングが有効になっているクラスターに、mp-1 という名前のマシンプールを追加します。

$ rosa create machinepool --cluster=mycluster --enable-autoscaling --min-replicas=2 --max-replicas=5 --name=mp-1

m5.xlarge の 3 つのレプリカを含む mp-1 という名前のマシンプールをクラスターに追加します。

$ rosa create machinepool --cluster=mycluster --replicas=3 --instance-type=m5.xlarge --name=mp-1

ラベル付きのマシンプールをクラスターに追加します。

$ rosa create machinepool --cluster=mycluster --replicas=2 --instance-type=r5.2xlarge --labels=foo=bar,bar=baz --name=mp-1

2.3.7. ocm-role の作成

クラスターに必要な ocm-role リソースを作成します。

構文

$ rosa create ocm-role [flags]

表2.17 フラグ
オプション定義

--admin

ロールの管理機能を有効にします。

--debug

デバッグモードを有効化します

-i, --interactive

対話モードを有効にします。

-m, --mode string

操作の実行方法。有効なオプションは以下のとおりです。

  • auto: リソースの変更は、現在の AWS アカウントを使用して自動的に適用されます
  • manual : AWS リソースを変更するために必要なコマンドが出力され、手動で実行されます

--path 文字列

OCM ロールとポリシーの ARN パス。

--permissions-boundary 文字列

OCM ロールのアクセス許可の境界を設定するために使用されるポリシーの ARN。

--prefix 文字列

生成されたすべての AWS リソースのユーザー定義の接頭辞。デフォルトは ManagedOpenShift です。

--profile 文字列

認証情報ファイルから特定の AWS プロファイルを使用します。

-y、--yes

自動的に Yes と回答して操作を確定します。

rosa create ocm-role コマンドで作成された OCM ロールの詳細には、アカウント全体の IAM ロールとポリシー参照 を参照してください。

2.3.8. user-role の作成

クラスターに必要なユーザーロールリソースを作成します。

構文

$ rosa create user-role [flags]

表2.18 フラグ
オプション定義

--debug

デバッグモードを有効化します

-i, --interactive

対話モードを有効にします。

-m, --mode string

操作の実行方法。有効なオプションは以下のとおりです。

  • auto: リソースの変更は、現在の AWS アカウントを使用して自動的に適用されます
  • manual : AWS リソースを変更するために必要なコマンドが出力され、手動で実行されます

--path 文字列

ユーザーロールとポリシーの ARN パス。

--permissions-boundary 文字列

ユーザーロールのアクセス許可の境界を設定するために使用されるポリシーの ARN。

--prefix 文字列

生成されたすべての AWS リソースのユーザー定義の接頭辞。デフォルトは ManagedOpenShift です。

--profile 文字列

認証情報ファイルから特定の AWS プロファイルを使用します。

-y、--yes

自動的に Yes と回答して操作を確定します。

rosa create user-role コマンドで作成されたユーザーロールの詳細は、AWS アカウントの関連付けについて を参照してください。

2.4. 関連情報

2.5. オブジェクトの編集

このセクションでは、クラスターおよびリソースの edit コマンドを説明します。

2.5.1. edit cluster

既存のクラスターの編集を許可します。

構文

$ rosa edit cluster --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.19 引数
オプション定義

--cluster

必須: 編集するクラスターの名前または ID (文字列)。

--private

プライマリー API エンドポイントを直接のプライベート接続に制限します。

表2.20 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster を編集して、プライベートにします。

$ rosa edit cluster --cluster=mycluster --private

クラスター mycluster ですべてのクラスターオプションをインタラクティブに編集します。

$ rosa edit cluster --cluster=mycluster --interactive

2.5.2. edit ingress

クラスター向けの追加のデフォルト以外のアプリケーションルーターを編集します。

構文

$ rosa edit ingress --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.21 引数
オプション定義

--cluster

必須: Ingress が追加されるクラスターの名前または ID (文字列)。

--label-match

Ingress のラベル一致 (文字列)。形式は、キーと値のペアのコンマ区切りリストにする必要があります。ラベルが指定されていない場合は、すべてのルートが両方のルーターで公開されます。

--private

アプリケーションルートを直接かつプライベートの接続に制限します。

表2.22 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster で、プライベート接続として ID a1b2 を使用して追加の入力を行います。

$ rosa edit ingress --private --cluster=mycluster a1b2

クラスター mycluster で、ID a1b2 の追加の入力用のルーターセレクターを更新します。

$ rosa edit ingress --label-match=foo=bar --cluster=mycluster a1b2

クラスター mycluster でサブドメイン識別子 apps を使用してデフォルトの入力を更新します。

$ rosa edit ingress --private=false --cluster=mycluster apps

2.5.3. edit machinepool

クラスターのマシンプールへの編集を許可します。

構文

$ rosa edit machinepool --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> <machinepool_ID> [arguments]

表2.23 引数
オプション定義

--cluster

必須: 追加のマシンプールが編集されるクラスターの名前または ID (文字列)。

--enable-autoscaling

コンピュートノードの自動スケーリングを有効または無効にします。自動スケーリングを有効にするには、--min-replicas 引数および --max-replicas 引数と共にこの引数を使用します。自動スケーリングを無効にするには、--enable-autoscaling=false 引数を --replicas 引数と共に使用します。

--labels

マシンプールのラベル (文字列)。形式は、キーと値のペアのコンマ区切りリストにする必要があります。この値の編集は、ノード番号を増やして作成されたマシンプールの新しく作成されたノードにのみ影響し、既存のノードには影響しません。この一覧は、継続的にノードラベルに加えられるすべての変更を上書きします。

--max-replicas

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最大数を指定します。

--min-replicas

自動スケーリングを有効にする際のコンピュートノードの最小数を指定します。

--replicas

自動スケーリングが設定されていない場合に必要です。このマシンプールのマシンの数 (整数)。

--taints

マシンプールのテイント。この文字列値は、key=value:ScheduleType のコンマ区切りのリストとしてフォーマットする必要があります。この値の編集は、ノード番号を増やして作成されたマシンプールの新しく作成されたノードにのみ影響し、既存のノードには影響しません。この一覧は、継続的にノードラベルに加えられるすべての変更を上書きします。

表2.24 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster で、マシンプール mp1 に 4 つのレプリカを設定します。

$ rosa edit machinepool --cluster=mycluster --replicas=4 --name=mp1

クラスター mycluster で、マシンプール mp1 の自動スケーリングを有効にします。

$ rosa edit machinepool --cluster=mycluster --enable-autoscaling --min-replicas=3 --max-replicas=5 --name=mp1

クラスター mycluster で、マシンプール mp1 の自動スケーリングを無効にします。

$ rosa edit machinepool --cluster=mycluster  --enable-autoscaling=false --replicas=3 --name=mp1

クラスター mycluster で、マシンプール mp1 の自動スケーリング範囲を変更します。

$ rosa edit machinepool --max-replicas=9 --cluster=mycluster --name=mp1

2.6. オブジェクトの削除

このセクションでは、クラスターおよびリソースの delete コマンドを説明します。

2.6.1. delete admin

指定されたクラスターからクラスター管理者を削除します。

構文

$ rosa delete admin --cluster=<cluster_name> | <cluster_id>

表2.25 引数
オプション定義

--cluster

必須: アイデンティティープロバイダー (IDP) に追加するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.26 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster からクラスター管理者を削除します。

$ rosa delete admin --cluster=mycluster

2.6.2. delete cluster

クラスターを削除します。

構文

$ rosa delete cluster --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.27 引数
オプション定義

--cluster

必須: 削除するクラスターの名前または ID (文字列)。

--watch

クラスターのアンインストールログを監視します。

表2.28 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

クラスター mycluster を削除します。

$ rosa delete cluster --cluster=mycluster

2.6.3. delete idp

クラスターから特定のアイデンティティープロバイダー (IDP) を削除します。

構文

$ rosa delete idp --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.29 引数
オプション定義

--cluster

必須: IDP を削除するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.30 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

クラスター mycluster から github という名前のアイデンティティープロバイダーを削除します。

$ rosa delete idp github --cluster=mycluster

2.6.4. delete ingress

デフォルト以外のアプリケーションルーター (ingress) をクラスターから削除します。

構文

$ rosa delete ingress --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.31 引数
オプション定義

--cluster

必須: Ingress を削除するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.32 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

クラスター mycluster から ID a1b2 の Ingress を削除します。

$ rosa delete ingress --cluster=mycluster a1b2

クラスター mycluster から、サブドメイン名 apps2 のセカンダリー Ingress を削除します。

$ rosa delete ingress --cluster=mycluster apps2

2.6.5. delete machinepool

クラスターからマシンプールを削除します。

構文

$ rosa delete machinepool --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> <machine_pool_id>

表2.33 引数
オプション定義

--cluster

必須: マシンプールが削除されるクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.34 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--interactive

対話モードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

クラスター mycluster から ID mp-1 のマシンプールを削除します。

$ rosa delete machinepool --cluster=mycluster mp-1

2.7. アドオンのインストールおよびアンインストール

本セクションでは、クラスターに Red Hat マネージドサービスアドオンをインストールおよびアンインストールする方法を説明します。

2.7.1. install addon

クラスターにマネージドサービスアドオンをインストールします。

構文

$ rosa install addon --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.35 引数
オプション定義

--cluster

必須: アドオンがインストールされるクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.36 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから特定の AWS プロファイル (文字列) を使用します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

mycluster という名前のクラスターに dbaas-operator アドオンインストールを追加します。

$ rosa install addon --cluster=mycluster dbaas-operator

2.7.2. uninstall addon

クラスターからマネージドサービスアドオンをアンインストールします。

構文

$ rosa uninstall addon --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.37 引数
オプション定義

--cluster

必須: アドオンのアンインストール元となるクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.38 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから特定の AWS プロファイル (文字列) を使用します。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

mycluster という名前のクラスターから dbaas-operator アドオンインストールを削除します。

$ rosa uninstall addon --cluster=mycluster dbaas-operator

2.8. オブジェクトの一覧表示および説明

このセクションでは、クラスターおよびリソースの list コマンドおよび describe コマンドを説明します。

2.8.1. list addon

マネージドサービスアドオンインストールを一覧表示します。

構文

$ rosa list addons --cluster=<cluster_name> | <cluster_id>

表2.39 引数
オプション定義

--cluster

必須: アドオンを一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.40 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

2.8.2. list clusters

すべてのクラスターを一覧表示します。

構文

$ rosa list clusters [arguments]

表2.41 引数
オプション定義

--count

表示するクラスターの数 (整数)。デフォルトは、100 です。

表2.42 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

2.8.3. list idps

クラスターのすべてのアイデンティティープロバイダー (IDP) を一覧表示します。

構文

$ rosa list idps --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.43 引数
オプション定義

--cluster

必須: IDP を一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.44 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターのアイデンティティープロバイダー (IDP) をすべて一覧表示します。

$ rosa list idps --cluster=mycluster

2.8.4. list ingresses

クラスターのすべての API および Ingress エンドポイントを一覧表示します。

構文

$ rosa list ingresses --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.45 引数
オプション定義

--cluster

必須: IDP を一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.46 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターのすべての API およびイングレスエンドポイントを一覧表示します。

$ rosa list ingresses --cluster=mycluster

2.8.5. list instance-types

Red Hat OpenShift Service on AWS で使用できるすべてのインスタンスタイプを一覧表示します。可用性は、アカウントの AWS クォータに基づいています。

構文

$ rosa list instance-types [arguments]

表2.47 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--output

出力フォーマット。許可される形式は json または yaml です。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

すべてのインスタンスタイプを一覧表示します。

$ rosa list instance-types

2.8.6. list machinepools

クラスターに設定されたマシンプールを一覧表示します。

構文

$ rosa list machinepools --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.48 引数
オプション定義

--cluster

必須: マシンプールを一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.49 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスター上のすべてのマシンプールを一覧表示します。

$ rosa list machinepools --cluster=mycluster

2.8.7. list regions

現在の AWS アカウントで利用可能なリージョンの一覧を表示します。

構文

$ rosa list regions [arguments]

表2.50 引数
オプション定義

--multi-az

複数のアベイラビリティーゾーンのサポートを提供するリージョンを一覧表示します。

表2.51 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

利用可能なすべてのリージョンを一覧表示します。

$ rosa list regions

2.8.8. list upgrades

利用可能かつスケジュールされたクラスターバージョンのアップグレードをすべて一覧表示します。

構文

$ rosa list upgrades --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.52 引数
オプション定義

--cluster

必須: 利用可能なアップグレードを一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.53 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターで利用可能なすべてのアップグレードを一覧表示します。

$ rosa list upgrades --cluster=mycluster

2.8.9. list users

指定されたクラスターのクラスター管理者および専用の管理者のユーザーを一覧表示します。

構文

$ rosa list users --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.54 引数
オプション定義

--cluster

必須: クラスター管理者を一覧表示するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.55 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターのすべてのクラスター管理者と専用管理者を一覧表示します。

$ rosa list users --cluster=mycluster

2.8.10. list versions

クラスターの作成に利用可能な OpenShift バージョン一覧を表示します。

構文

$ rosa list versions [arguments]

表2.56 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

OpenShift Container Platform のすべてのバージョンを一覧表示します。

$ rosa list versions

2.8.11. describe admin

指定した cluster-admin ユーザーの詳細と、クラスターにログインするコマンドを表示します。

構文

$ rosa describe admin --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.57 引数
オプション定義

--cluster

必須: cluster-admin が属するクラスターの名前または ID (文字列)。

表2.58 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターの cluster-admin ユーザーを記述します。

$ rosa describe admin --cluster=mycluster

2.8.12. describe addon

マネージドサービスアドオンの詳細を表示します。

構文

$ rosa describe addon <addon_id> | <addon_name> [arguments]

表2.59 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

dbaas-operator という名前のアドオンを記述します。

$ rosa describe addon dbaas-operator

2.8.13. describe cluster

クラスターの詳細を表示します。

構文

$ rosa describe cluster --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.60 引数
オプション定義

--cluster

必須: クラスターの名前または ID (文字列)。

表2.61 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

mycluster という名前のクラスターを記述します。

$ rosa describe cluster --cluster=mycluster

2.9. クラスターのアップグレードおよびアップグレードの削除

本セクションでは、クラスターの upgrade コマンドの使用を説明します。

2.9.1. upgrade cluster

クラスターのアップグレードをスケジュールします。

構文

$ rosa upgrade cluster --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表2.62 引数
オプション定義

--cluster

必須: アップグレードがスケジュールされるクラスターの名前または ID (文字列)。

--interactive

対話モードを有効にします。

--version

クラスターをアップグレードする OpenShift Container Platform のバージョン (文字列) です。

--schedule-date

指定した時間に次のアップグレードが実行される日付 (文字列)。形式は、yyyy-mm-dd です。

--schedule-time

指定した日付に次のアップグレードが実行される時間。形式は、HH:mm です。

--node-drain-grace-period

アップグレード時に、Pod の Disruption Budget (停止状態の予算) で保護されるワークロードが尊重される期間の猶予期間 (文字列) を設定します。この猶予期間後に、ノードから正常にドレイン (解放) されていない Pod の Disruption Budget (停止状態の予算) で保護されるワークロードは、強制的にエビクトされます。デフォルトは、1 hour です。

表2.63 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

mycluster という名前のクラスターでアップグレードをインタラクティブにスケジュールします。

$ rosa upgrade cluster --cluster=mycluster --interactive

mycluster という名前のクラスターで、1 時間以内にクラスターアップグレードをスケジュールします。

$ rosa upgrade cluster --cluster=mycluster --version 4.5.20

2.9.2. delete upgrade

スケジュールされたクラスターアップグレードをキャンセルします。

構文

$ rosa delete upgrade --cluster=<cluster_name> | <cluster_id>

表2.64 引数
オプション定義

--cluster

必須: アップグレードがキャンセルされるクラスターの名前または ID (文字列) です。

表2.65 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--yes

操作を確認するために、自動的に yes と回答します。

第3章 ROSA CLI でアカウントおよびバージョン情報の確認

3.1. ROSA CLI でアカウントおよびバージョン情報の確認

次のコマンドを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI、rosa でアカウントとバージョン情報を確認します。

3.1.1. whoami

AWS および Red Hat アカウントに関する情報を表示します。

構文

$ rosa whoami [arguments]

表3.1 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

$ rosa whoami

3.1.2. version

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI rosa のバージョンを表示します。

構文

$ rosa version [arguments]

表3.2 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

$ rosa version

第4章 ROSA CLI を使用したログの確認

4.1. ROSA CLI を使用したログの確認

Red Hat OpenShift Service on AWS (ROSA) CLI (rosa) を使用してログを確認できます。以下のコマンドを使用して、インストールログおよびアンインストールログを確認します。

4.1.1. logs install

クラスターのインストールログを表示します。

構文

$ rosa logs install --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表4.1 引数
オプション定義

--cluster

必須: ログを取得するためのクラスターの名前または ID (文字列)。

--tail

ログの最後から取得する行の数 (整数)。デフォルトは、2000 です。

--watch

ログの取得後に変更の有無を監視します。

表4.2 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster のインストールログの最後の 100 行を表示します。

$ rosa logs install mycluster --tail=100

クラスター mycluster のインストールログを表示します。

$ rosa logs install --cluster=mycluster

4.1.2. logs uninstall

クラスターのアンインストールログを表示します。

構文

$ rosa logs uninstall --cluster=<cluster_name> | <cluster_id> [arguments]

表4.3 引数
オプション定義

--cluster

ログを取得するためのクラスターの名前または ID (文字列)。

--tail

ログの最後から取得する行の数 (整数)。デフォルトは、2000 です。

--watch

ログの取得後に変更の有無を監視します。

表4.4 親コマンドから継承された任意の引数
オプション定義

--help

このコマンドのヘルプを表示します。

--debug

デバッグモードを有効にします。

--profile

認証情報ファイルから AWS プロファイル (文字列) を指定します。

クラスター mycluster の最新の 100 個のアンインストールログを表示します。

$ rosa logs uninstall --cluster=mycluster --tail=100

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