14.2. Red Hat サポート用のデータ収集


Red Hat サポートに サポートケース を送信するときは、次のツールを使用して、Red Hat OpenShift Service on AWS クラシックアーキテクチャーおよび OpenShift Virtualization のデバッグ情報を提供すると役立ちます。

Prometheus
Prometheus は時系列データベースであり、メトリクスのルール評価エンジンです。Prometheus は処理のためにアラートを Alertmanager に送信します。
Alertmanager
Alertmanager サービスは、Prometheus から送信されるアラートを処理します。また、Alertmanager は外部の通知システムにアラートを送信します。Red Hat OpenShift Service on AWS クラシックアーキテクチャーのモニタリングスタックの詳細は、Red Hat OpenShift Service on AWS クラシックアーキテクチャーのモニタリングについて を参照してください。

14.2.1. 環境に関するデータの収集

環境に関するデータを収集すると、根本原因の分析および特定に必要な時間が最小限に抑えられます。

前提条件

14.2.2. 仮想マシンに関するデータの収集

仮想マシン (VM) の誤動作に関するデータを収集することで、根本原因の分析および特定に必要な時間を最小限に抑えることができます。

前提条件

手順

  1. VM を再起動する に、クラッシュした VM のスクリーンショットを収集します。
  2. 修復を試みる に、VM からメモリーダンプを収集 します。
  3. 誤動作している仮想マシンに共通する要因を記録します。たとえば、仮想マシンには同じホストまたはネットワークがあります。

14.2.3. 仮想マシンメモリーダンプの生成

仮想マシン (VM) が予期せず終了した場合は、virtctl memory-dump を使用してメモリーダンプコマンドを生成し、仮想マシンメモリーダンプを出力して永続ボリューム要求 (PVC) に保存できます。その後、メモリーダンプを分析して、仮想マシン上の問題を診断およびトラブルシューティングできます。

前提条件

  • HyperConverged カスタムリソースでホットプラグフィーチャーゲートが有効化されている。これには以下のコマンドを実行します。

    $ oc patch hyperconverged kubevirt-hyperconverged -n openshift-cnv \
      --type json -p '[{"op": "add", "path": "/spec/featureGates", \
      "value": "HotplugVolumes"}]'
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  • オプション: メモリーダンプを保存する既存の PVC がある。

    • PVC ボリュームモードは FileSystem である必要があります。
    • PVC は、メモリーダンプを格納するのに十分な大きさである必要があります。

      PVC サイズの計算式は (VMMemorySize + 100Mi) * FileSystemOverhead です。ここで、100Mi はメモリーダンプのオーバーヘッドで、FileSystemOverheadHCO オブジェクトで定義されています。

手順

  1. 必要な仮想マシンのメモリーダンプを作成します。

    • メモリーダンプを保存する既存の PVC を選択している場合:

      $ virtctl memory-dump get <vm_name> --claim-name=<pvc_name>
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    • メモリーダンプ用に新しい PVC を作成する場合:

      $ virtctl memory-dump get <vm_name> --claim-name=<new_pvc_name> --create-claim
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  2. メモリーダンプをダウンロードします。

    $ virtctl memory-dump download <vm_name> --output=<output_file>
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  3. メモリーダンプを Red Hat サポートケースに添付します。

    または、たとえば volatility3 ツール を使用して、メモリーダンプを検査することもできます。

  4. オプション: メモリーダンプを削除します。

    $ virtctl memory-dump remove <vm_name>
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