B.5. ジャンボフレームの設定
最大伝送単位 (MTU) の設定は、単一の Ethernet フレームで転送されるデータの最大量を決定します。各フレームはヘッダー形式でデータを追加するため、より大きい値を指定すると、オーバーヘッドが少なくなります。デフォルト値が 1500 で、1500 より高い値を使用する場合には、ジャンボフレームをサポートするスイッチポートの設定が必要になります。大半のスイッチは、9000 以上の MTU 値をサポートしていますが、それらの多くはデフォルトで 1500 に指定されています。
VLAN の MTU は、物理インターフェイスの MTU を超えることができません。ボンディングまたはインターフェイスで MTU 値を含めるようにしてください。
ジャンボフレームは、Storage、Storage Management、Internal API、Tenant ネットワーキングのすべてにメリットをもたらします。テストでは、ジャンボフレームを VXLAN トンネルと組み合わせて使用すると、テナントネットワークのスループットが 300% 以上向上しました。
プロビジョニングインターフェイス、外部インターフェイス、Floating IP インターフェイスの MTU はデフォルトの 1500 のままにしておくことを推奨します。変更すると、接続性の問題が発生する可能性があります。これは、ルーターが通常レイヤー 3 の境界を超えてジャンボフレームでのデータを転送できないためです。
- type: ovs_bond name: bond1 mtu: 9000 ovs_options: {get_param: BondInterfaceOvsOptions} members: - type: interface name: nic3 mtu: 9000 primary: true - type: interface name: nic4 mtu: 9000 # The external interface should stay at default - type: vlan device: bond1 vlan_id: {get_param: ExternalNetworkVlanID} addresses: - ip_netmask: {get_param: ExternalIpSubnet} routes: - ip_netmask: 0.0.0.0/0 next_hop: {get_param: ExternalInterfaceDefaultRoute} # MTU 9000 for Internal API, Storage, and Storage Management - type: vlan device: bond1 mtu: 9000 vlan_id: {get_param: InternalApiNetworkVlanID} addresses: - ip_netmask: {get_param: InternalApiIpSubnet}