5.11. 事前にプロビジョニングされたノードのアップグレードの準備


事前にプロビジョニングされたノードは、director の管理外で作成されたノードです。事前にプロビジョニングされたノードを使用するオーバークラウドでは、アップグレードの前にいくつかの追加手順が必要です。

前提条件

  • オーバークラウドは、事前にプロビジョニングされたノードを使用します。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、ノード IP アドレスのリストを OVERCLOUD_HOSTS 環境変数に保存します。

    $ source ~/stackrc
    $ export OVERCLOUD_HOSTS=$(openstack server list -f value -c Networks | cut -d "=" -f 2 | tr '\n' ' ')
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  2. 次のスクリプトを実行します。

    $ /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/deployed-server/scripts/enable-ssh-admin.sh
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  3. アップグレードを続行します。

    • 事前にプロビジョニングされたノードで openstack overcloud upgrade run コマンドを使用する場合は、--ssh-user tripleo-admin パラメーターを含めます。
    • Compute ノードまたは Object Storage ノードをアップグレードする場合は、以下を使用します。

      1. upgrade-non-controller.sh スクリプトで -U オプションを使用して、stack ユーザーを指定します。これは、事前にプロビジョニングされたノードのデフォルトユーザーが heat-admin ではなく stack であるためです。
      2. --upgrade オプションでノードの IP アドレスを使用します。これは、ノードが director の Compute (nova) サービスおよび Bare Metal (ironic) サービスで管理されておらず、ノード名がないためです。

        以下に例を示します。

        $ upgrade-non-controller.sh -U stack --upgrade 192.168.24.100
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