第2章 最も重要な新機能
このセクションでは、今回の Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) リリースにおける最も重要な新機能について概要を説明します。
2.1. Red Hat OpenStack Platform director
このセクションでは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) director の主な新機能について概説します。
- 検証フレームワークの出力形式
RHOSP には検証フレームワークが含まれており、アンダークラウドおよびオーバークラウドの要件と機能を検証するのに役立ちます。このフレームワークには、検証ログ用の新たな出力形式が追加されました:
validation_json
-
フレームワークは、JSON 形式の検証結果をログファイルとして
/var/log/validations
に保存します。これは、検証フレームワークのデフォルトコールバックです。 validation_stdout
- フレームワークは、画面に JSON 形式の検証結果を表示します。
http_json
- フレームワークは、JSON 形式の検証結果を外部ロギングサーバーに送信します。
ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK
環境変数を使用して、openstack tripleo validator run
コマンドで希望する形式を設定します。$ openstack tripleo validator run --extra-env-vars ANSIBLE_STDOUT_CALLBACK=<callback> --validation check-ram