2.11. アップグレード
このセクションでは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) アップグレードの主な新機能について説明します。
- Leapp のアップグレード後に基本パッケージをカスタマイズする
- リリース 16.2.4 では、ホストを Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.9 から RHEL 8.4 にアップグレードした後、BaseTripeloPackages 変数を使用して、環境にインストールする追加パッケージを指定できます。この機能を使用すると、デプロイメントに必要な基本パッケージを特定のロールでカスタマイズできます。詳細は、Leapp アップグレード後の基本パッケージのカスタマイズ を参照してください。
- オーバークラウド全体を一度にアップグレード
- リリース 16.2.4 では、データプレーンをオフラインにする準備ができている場合は、オーバークラウド全体を一度にアップグレードすることができるようになりました。この機能拡張により、データプレーンのダウンタイムを犠牲にして、アップグレードをはるかに高速に完了できます。詳細は、オーバークラウドのアップグレードの高速化 を参照してください。
- 任意のソース 16.1.z バージョンから Red Hat OpenStack Platform の最新のマイナーバージョンへの更新
- RHOSP 16.2.4 以降では、任意のソース 16.1.z バージョンから RHOSP 環境を更新できます。この機能強化により、コストが削減され、更新プロセスの時間が短縮されます。