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5.8. HCI のオーバークラウドデプロイメントの開始

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Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) 環境に加えた変更を実装するには、オーバークラウドをデプロイする必要があります。

前提条件

注記

オーバークラウドのデプロイメント中に Ceph ダッシュボードを追加する場合は、director を使用した Red Hat Ceph Storage および Red Hat OpenStack Platform のデプロイオーバークラウドデプロイメントへの Red Hat Ceph Storage ダッシュボードの追加 を参照してください。

手順

  • オーバークラウドをデプロイする。デプロイメントコマンドには、次のような追加の引数が必要です。

    $ openstack overcloud deploy --templates -r /home/stack/templates/roles_data_custom.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cephadm/cephadm.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cephadm/ceph-mds.yaml \
      -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cinder-backup.yaml \
      -e /home/stack/templates/storage-config.yaml \
      -e /home/stack/templates/deployed-ceph.yaml \
      --ntp-server pool.ntp.org

    上記のコマンド例は、以下のオプションを使用します。

    • --templates: デフォルトの heat テンプレートコレクション (/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/) からオーバークラウドを作成します。
    • -r/home/stack/templates/roles_data_custom.yaml: カスタマイズされたロール定義ファイルを指定します。
    • -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cephadm/cephadm.yaml: 以前にデプロイされた Ceph Storage クラスターを確定するようにディレクターを設定します。この環境ファイルは、デフォルトで RGW をデプロイします。また、プール、キー、およびデーモンも作成します。
    • -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cephadm/ceph-mds.yaml: Ceph Metadata Server を有効にします。
    • -e/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/cinder-backup.yaml - Block Storage Backup サービスを有効にします。
    • -e /home/stack/templates/storage-config.yaml: Ceph Storage のカスタム設定が含まれる環境ファイルを追加します。
    • -e /home/stack/templates/deployed-ceph.yaml: 以前に実行した openstack overcloud ceph deploy コマンドの出力として、Ceph クラスター設定を含む環境ファイルを追加します。
    • --ntp-server pool.ntp.org - NTP サーバーを設定します。

      注記

      オプションの完全なリストを取得するには、openstack help overcloud deploy コマンドを実行してください。

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