4.4. Puppet 設定への階層データの追加


Puppet には、Hiera と呼ばれるツールが含まれています。このツールはノード固有の設定を提供するキーと値のシステムとして機能します。これらのキーと値は通常、/etc/puppet/hieradata に配置されるファイルに保管されています。/etc/puppet/hiera.yaml ファイルは、Puppet が hieradata ディレクトリーのファイルを読み込む順序を定義します。

オーバークラウドを設定する際には、Puppet はこのデータを使用して特定の Puppet クラスのデフォルト値を上書きします。たとえば、puppet-cinder にある cinder::backend::nfs の NFS のマウントオプションはデフォルトでは未定義になっています。

  $nfs_mount_options    = undef,
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ただし、cinder::backend::nfs の定義する型を呼び出す独自のマニフェストを作成して、このオプションを Hiera データに置き換えることができます。

  cinder::backend::nfs { $cinder_nfs_backend:
    nfs_mount_options   => hiera('cinder_nfs_mount_options'),
  }
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これは、nfs_mount_options パラメーターが cinder_nfs_mount_options キーから取得した Hiera データの値を使用することを意味します。

cinder_nfs_mount_options: rsize=8192,wsize=8192
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または、NFS 設定の全評価に適用されるように Hiera データを使用して cinder::backend::nfs::nfs_mount_options パラメーターを直接上書きすることができます。以下に例を示します。

cinder::backend::nfs::nfs_mount_options: rsize=8192,wsize=8192
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上記の Heira データは cinder::backend::nfs の各評価上にあるこのパラメーターを上書きします。

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