第11章 TLS 対応の Smart Router の設定


TLS (Transport Layer Security) 対応の Smart Router (KIE Server Router) を設定して、HTTPS トラフィックを許可することができます。さらに、Smart Router に対する、セキュリティーで保護されていない HTTP 接続を無効にできます。

前提条件

手順

Smart Router を起動するには、以下のいずれかの方法を使用します。

  • TLS サポートと HTTPS を有効にして Smart Router を起動し、HTTP 接続を許可するには、以下のコマンドを入力します。

    java  -Dorg.kie.server.router.tls.keystore = <KEYSTORE_PATH>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.password = <KEYSTORE_PASSWORD>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.keyalias = <KEYSTORE_ALIAS>
          -Dorg.kie.server.router.tls.port = <HTTPS_PORT>
          -jar rhpam-7.13.4-smart-router.jar
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    上記の例では、以下の変数を置き換えてください。

  • <KEYSTORE_PATH>: キーストアの保存先のパス
  • <KEYSTORE_PASSWORD>: キーストアのパスワード
  • <KEYSTORE_ALIAS>: 証明書の保存に使用されるエイリアス名。
  • <HTTPS_PORT>: HTTPS ポートデフォルトの HTTPS ポートは 9443 です。
  • TLS サポートおよび HTTPS を有効にし、HTTP 接続を無効にして Smart Router を起動するには、以下のコマンドを入力します。

    java  -Dorg.kie.server.router.tls.keystore = <KEYSTORE_PATH>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.password = <KEYSTORE_PASSWORD>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.keyalias = <KEYSTORE_ALIAS>
          -Dorg.kie.server.router.tls.port = <HTTPS_PORT>
          -Dorg.kie.server.router.port=0
          -jar rhpam-7.13.4-smart-router.jar
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    org.kie.server.router.port システムプロパティーを 0 に設定すると、HTTP リスナーは登録されません。TLS が設定されており、HTTP リスナーが登録されていない場合は、Smart Router は HTTPS ポートでしかリッスンしません。

    注記

    TLS を設定せずに、org.kie.server.router.port0 に設定して HTTP を無効にすると、エラーが発生して Smart Router が停止します。

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