1.20. Red Hat Quay 3.10 の既知の問題と制限事項


以下のセクションでは、Red Hat Quay 3.10 の既知の問題と制限事項について説明します。

1.20.1. Red Hat Quay 3.10 の既知の問題

  • Cosign 署名を含むイメージタグをプッシュするときの自動プルーニング機能に既知の問題があります。状況によっては、たとえば、各イメージタグが別々の Cosign キーを使用する場合、自動プルーナーワーカーがイメージ署名を削除し、イメージタグのみを保持することがあります。これは、Red Hat Quay がイメージタグと署名を 2 つのタグとして考慮するために発生します。この機能の想定される動作は、自動プルーナーがイメージタグと署名を 1 つの項目として考慮し、イメージタグのみを計算することです。また、タグをプルーニングするように自動プルーナーワーカーが設定されている場合は、署名もプルーニングする必要があります。これは、Red Hat Quay の将来のバージョンで修正される予定です。(PROJQUAY-6380)
  • 現在、ポリシーの作成、更新、削除などの自動プルーニングポリシー操作の監査は利用できません。これは既知の問題であり、Red Hat Quay の今後のリリースで修正される予定です。(PROJQUAY-6228)
  • 現在、自動プルーニングワーカーは、通常のリポジトリーに加えて、ReadOnly リポジトリーとミラーリポジトリーをプルーニングします。ReadOnly リポジトリーとミラーリポジトリーは、自動的にプルーニングするべきではありません。これは既知の問題であり、Red Hat Quay の今後のバージョンで修正される予定です。(PROJQUAY-6235)
  • Red Hat Quay Operator をバージョン 3.7、3.8、または 3.9 から 3.10 にアップグレードする場合、ユーザーは、deploymentrouteservice、および secret オブジェクトを削除して、Red Hat Quay 設定エディターを手動で削除する必要があります。この手順については、Red Hat Quay Operator の設定エディターオブジェクトの削除 を参照してください。
  • Red Hat Quay v2 UI を使用して新しいチームを作成すると、通常のユーザーを新しいチームに追加できません。これは、新しいチームのセットアップ中にのみ発生します。回避策として、チームの作成後にユーザーを追加できます。ロボットアカウントはこの問題の影響を受けません。これは既知の問題であり、Red Hat Quay の今後のバージョンで修正される予定です。(PROJQUAY-6336)
  • 新しいデフォルトの権限設定を作成するときに、Create default permission ボタンが無効になる場合があります。回避策として、Create default permission ウィザードで Applied to 設定を調整してください。これは既知の問題であり、Red Hat Quay の今後のバージョンで修正される予定です。(PROJQUAY-6341)

1.20.2. Red Hat Quay 3.10 の制限事項

  • このリリースでは、IBM Power (ppc64le) および IBM Z (s390x) で次の機能がサポートされていません。

    • Geo レプリケーション
    • IPv6 シングルスタック/デュアルスタック
    • ミラーレジストリー
    • Quay 設定エディター - Mirror、MAG、Kinesis、Keystone、GitHub Enterprise、OIDC
    • RedHat Quay V2 ユーザーインターフェイス
    • Red Hat Quay のデプロイ - 高可用性はサポートされていますが、以下はサポートされていません。

      • スタンドアロンデプロイメントでのバックアップと復元
      • スタンドアロンデプロイメントから Operator デプロイメントへの移行
  • リポジトリーのミラーリングにはロボットアカウントが必要です。ROBOTS_DISALLOW 設定フィールドを true に設定すると、ミラーリング設定が破棄されます。これは、Red Hat Quay の今後のバージョンで修正される予定です。
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