10.7. ミラーリングされたリポジトリーの作成
以下のセクションで説明する手順は、Red Hat Quay クラスターの設定でリポジトリーのミラーリングが有効にされており、リポジトリーミラーリングワーカーをデプロイしていることを前提としています。
外部コンテナーレジストリーからリポジトリーをミラーリングする場合は、新しいプライベートリポジトリーを作成します。通常、ターゲットリポジトリーと同じ名前が使用されます (例: quay-rhel8
)。
10.7.1. リポジトリーのミラーリングの設定
Settings タブで、Repository State を
Mirror
に設定します。Mirror タブで、タグ、スケジューリング、およびアクセス情報と共に外部レジストリーに接続するための情報を入力します。
必要に応じて、以下のフィールドに詳細を入力します。
-
Registry Location: ミラーリングする外部リポジトリー (例:
registry.redhat.io/quay/quay-rhel8
)。 Tags: このフィールドは必須です。個別のタグまたはタグパターンのコンマ区切りの一覧を入力できます。(詳細は、タグパターン のセクションを参照してください。)
注記Quay がリモートリポジトリーのタグの一覧を取得するには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。
- latest タグのあるイメージがリモートリポジトリー OR に存在している必要があります
- パターンの一致のない少なくとも 1 つの明示的なタグが、指定するタグの一覧に存在する必要があります。
- Start Date: ミラーリングが開始する日付。現在の日時がデフォルトで使用されます。
- Sync Interval: デフォルトで 24 時間ごとの同期に設定されます。これは時間または日に基づいて変更できます。
- Robot User: 新しい robot アカウントを作成するか、既存の robot アカウントを選択してミラーリングを実行します。
- Username: ミラーリングするリポジトリーを保持する外部レジストリーにアクセスするためのユーザー名。
- Password: ユーザー名に関連付けられたパスワード。パスワードにはエスケープ文字 (\) を必要とする文字を含めることができないことに注意してください。
-
Registry Location: ミラーリングする外部リポジトリー (例:
10.7.2. 詳細設定
- Advanced Settings セクションで、必要な場合は TLS およびプロキシーを設定します。
- Verify TLS: ターゲットリモートレジストリーと通信する際に、HTTPS が必要であり、証明書を検証する必要がある場合にこのボックスにチェックを付けます。
- HTTP Proxy: リモートサイトへのアクセスに必要な HTTP プロキシーサーバーを特定します (必要な場合)。
- HTTP Proxy: リモートサイトへのアクセスに必要な HTTPS プロキシーサーバーを特定します (必要な場合)。
- No Proxy: プロキシーを必要としない場所の一覧。
10.7.3. 今すぐ同期する
即時にミラーリング操作を実行するには、リポジトリーの Mirroring タブで Sync Now ボタンを押します。ログは、Usage Logs タブで利用できます。
ミラーリングが完了すると、イメージは Tags タブに表示されます。
以下は、完了した Repository Mirroring 画面の例です。