10.3. リポジトリーミラーリングの使用
ここでは、Red Hat Quay リポジトリーミラーリングの機能と制限について説明します。
- リポジトリーのミラーリングでは、リポジトリー全体をミラーリングしたり、同期するイメージを選択的に制限したりできます。フィルターは、タグのコンマ区切りの一覧、タグの範囲、または正規表現でタグを特定する他の方法によります。
- ミラーリングされたリポジトリーとして設定されると、そのリポジトリーに他のイメージを手動で追加することはできません。
- ミラーリングされたリポジトリーは設定するリポジトリーとタグをベースとするため、そのリポジトリー/タグのペアで表されるコンテンツのみを保持します。つまり、リポジトリーの一部のイメージがこれ以上一致しないようにタグを変更すると、これらのイメージは削除されます。
- 指定されたロボットだけが、ミラーリングされたリポジトリーにイメージをプッシュすることができ、リポジトリーに設定されたロールベースのアクセスコントロール権限に優先します。
- ミラーリングされたリポジトリーを使用すると、ユーザーはリポジトリーからイメージをプルできますが (読み取りパーミッションが付与される)、イメージをリポジトリーにプッシュすることはできません。
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ミラーリングされたリポジトリーの設定の変更は、作成するミラーリングされたリポジトリーの Repositories
Mirrors タブを使用して Red Hat Quay UI で実行できます。 - イメージは一定の間隔で同期されますが、必要に応じて同期することもできます。