第16章 Red Hat Quay ビルドの機能強化


Red Hat Quay 3.7 より前は、Quay は Pod によって起動された仮想マシンで podman コマンドを実行していました。仮想プラットフォームでビルドを実行するには、ネストされた仮想化を有効にする必要があります。これは、Red Hat Enterprise Linux または OpenShift Container Platform では機能しません。その結果、ビルドはベアメタルクラスターで実行する必要があり、これはリソースの非効率的な使用です。

Red Hat Quay 3.7 では、仮想マシンレイヤーを含まないビルドオプションを追加することで、ビルドの実行に必要なベアメタル制約が削除されました。その結果、ビルドは仮想化されたプラットフォームで実行できます。以前のビルド設定を実行するための下位互換性も利用できます。

16.1. Red Hat Quay の拡張ビルドアーキテクチャー

前のイメージは、拡張ビルド機能の想定される設計フローとアーキテクチャーを示しています。

Enhanced Quay builds architecture

この機能拡張により、ビルドマネージャーは最初に Job Object を作成します。次に、Job Objectquay-builder-image を使用して Pod を作成します。quay-builder-image には、quay-builder binary サービスおよび Podman サービスが含まれます。作成された Pod は unprivileged として実行されます。次に、quay-builder binary は、ステータスを伝達し、ビルドマネージャーからビルド情報を取得しながら、イメージをビルドします。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.