第5章 トラブルシューティング


5.1. Web インターフェース
問: RHN Satellite のユーザーインターフェースに不具合が生じました。どのログファイルをチェックしたらよいでしょうか。
5.2. Anaconda
問: Error downloading kickstart file (キックスタートファイルのダウンロードでエラーが発生しました) というエラーが表示されます。何が問題なのでしょうか。どのようにしたら修復できますか。
問: The file chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm cannot be opened. (chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm のファイルは開くことができません) というパッケージインストールエラーが表示されます。何が問題なのでしょうか。どのようにしたら修復できますか。
5.3. トレースバック
問: "WEB TRACEBACK" という表題の電子メールが送信されてきます。どう対処したらよいでしょうか。
5.4. 登録
問: rhnreg_ks コマンドを実行すると、ERROR: unable to read system id (エラー: システム ID を読み取ることができません) というエラーメッセージが表示されて、失敗してしまいます。何が問題なのでしょうか。
5.5. キックスタートとスニペット
問: キックスタートのディレクトリ構造はどのようになっていますか。
問: Cobbler スニペットのディレクトリ構造はどのようになっていますか。

5.1. Web インターフェース

問:
RHN Satellite のユーザーインターフェースに不具合が生じました。どのログファイルをチェックしたらよいでしょうか。
答:
RHN Satellite のユーザーインストールのキックスタートで表示、スケジューリング、操作のエラーが生じた場合には、/var/log/tomcat5/catalina.out ログファイルをチェックしてください。
その他すべてのインターフェースエラーの場合は、/var/log/httpd/error_log ログファイルをチェックします。

5.2. Anaconda

問:
Error downloading kickstart file (キックスタートファイルのダウンロードでエラーが発生しました) というエラーが表示されます。何が問題なのでしょうか。どのようにしたら修復できますか。
答:
このエラーは、通常ネットワークの問題が原因です。問題を究明するには、cobbler check のコマンドを実行して出力を確認します。以下のような出力が表示されるはずです。
# cobbler check
The following potential problems were detected:
#0: reposync is not installed, need for cobbler reposync, install/upgrade yum-utils?
#1: yumdownloader is not installed, needed for cobbler repo add with --rpm-list parameter, install/upgrade yum-utils?
#2: The default password used by the sample templates for newly installed machines (default_password_crypted in /etc/cobbler/settings) is still set to 'cobbler' and should be changed
#3: fencing tools were not found, and are required to use the (optional) power management features. install cman to use them
cobbler check で問題が究明できない場合には、以下の点を確認してください。
  • httpd が実行されているかを確認します。service httpd status
  • cobblerd が実行されているかを確認します。service cobblerd status
  • wget を使用して、異なるホストからキックスタートファイルを取得できることを確認します。
    wget http://satellite.example.com/cblr/svc/op/ks/profile/rhel5-i386-u3:1:Example-Org
問:
The file chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm cannot be opened. (chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm のファイルは開くことができません) というパッケージインストールエラーが表示されます。何が問題なのでしょうか。どのようにしたら修復できますか。
答:
クライアントは、キックスタート内の --url パラメータに基づいて RHN Satellite からコンテンツを取得します。例:
url --url http://satellite.example.com/ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3
Anaconda から、イメージまたはパッケージが見つからないというエラーを受信した場合には、キックスタート内の URL が 200 OK の応答を生成することを確認します。これは、wget でその URL にあるファイルの取得を試みることによって行うことができます。
wget http://satellite.example.com/ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3
--2011-08-19 15:06:55--  http://satellite.example.com/ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3
Resolving satellite.example.com... 10.10.77.131
Connecting to satellite.example.com|10.10.77.131|:80... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 0 [text/plain]
Saving to: `ks-rhel-i386-server-5-u3.1'
2011-08-19 15:06:55 (0.00 B/s) - `ks-rhel-i386-server-5-u3.1' saved [0/0]
200 OK 以外の応答が返された場合は、エラーログを確認して問題を究明します。また、access_log ファイルを検索することによって、Anaconda がダウンロードを試みた実際のファイルをチェックすることもできます。
# grep chkconfig /var/log/httpd/access_log
10.10.77.131 - - [19/Aug/2011:15:12:36 -0400] "GET /rhn/common/DownloadFile.do?url=/ks/dist/ks-rhel-i386-server-
5-u3/Server  /chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm HTTP/1.1" 206 24744 "-" "urlgrabber/3.1.0 yum/3.2.19"
10.10.76.143 - - [19/Aug/2011:15:12:36 -0400] "GET /ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3/Server/chkconfig-
1.3.30.1-2.i386.rpm HTTP/1.1" 206 24744 "-" "urlgrabber/3.1.0 yum/3.2.19"
10.10.76.143 - - [19/Aug/2011:15:14:20 -0400] "GET /ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3/Server/chkconfig-  
1.3.30.1-2.i386.rpm HTTP/1.1" 200 162580 "-" "urlgrabber/3.1.0 yum/3.2.19"
10.10.77.131 - - [19/Aug/2011:15:14:20 -0400] "GET /rhn/common/DownloadFile.do?url=/ks/dist/ks-rhel-i386-server- 
5-u3/Server/chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm HTTP/1.1" 200 162580 "-" "urlgrabber/3.1.0 yum/3.2.19"
これらの要求が access_log ファイル内に記載されていない場合は、システムのネットワーク設定に問題がある可能性があります。要求が記載されていてもエラーが生成される場合には、エラーログを確認してください。
手動でのファイルダウンロードを試みて、パッケージが入手可能かどうかを確認することもできます。
wget http://satellite.example.com/ks/dist/ks-rhel-i386-server-5-u3/Server/chkconfig-1.3.30.1-2.i386.rpm

5.3. トレースバック

問:
"WEB TRACEBACK" という表題の電子メールが送信されてきます。どう対処したらよいでしょうか。
答:
標準的なトレースバック電子メールは、以下のような内容となっています。
Subject: WEB TRACEBACK from satellite.example.com
Date: Wed, 19 Aug 2011 20:28:01 -0400
From: RHN Satellite <dev-null@redhat.com>
To: admin@example.com

java.lang.RuntimeException: XmlRpcException calling cobbler.
	at com.redhat.rhn.manager.kickstart.cobbler.CobblerXMLRPCHelper.invokeMethod(CobblerXMLRPCHelper.java:72)
	at com.redhat.rhn.taskomatic.task.CobblerSyncTask.execute(CobblerSyncTask.java:76)
	at com.redhat.rhn.taskomatic.task.SingleThreadedTestableTask.execute(SingleThreadedTestableTask.java:54)
	at org.quartz.core.JobRunShell.run(JobRunShell.java:203)
	at org.quartz.simpl.SimpleThreadPool$WorkerThread.run(SimpleThreadPool.java:520)
Caused by: redstone.xmlrpc.XmlRpcException: The response could not be parsed.
	at redstone.xmlrpc.XmlRpcClient.handleResponse(XmlRpcClient.java:434)
	at redstone.xmlrpc.XmlRpcClient.endCall(XmlRpcClient.java:376)
	at redstone.xmlrpc.XmlRpcClient.invoke(XmlRpcClient.java:165)
	at com.redhat.rhn.manager.kickstart.cobbler.CobblerXMLRPCHelper.invokeMethod(CobblerXMLRPCHelper.java:69)
	... 4 more
Caused by: java.io.IOException: Server returned HTTP response code: 503 for URL: http://someserver.example.com:80/cobbler_api
	at sun.net.www.protocol.http.HttpURLConnection.getInputStream(HttpURLConnection.java:1236)
	at redstone.xmlrpc.XmlRpcClient.handleResponse(XmlRpcClient.java:420)
	... 7 more
これは、Cobbler とtaskomatic サービスとの通信において問題が生じたことを示しています。以下の点を確認してください。
  • httpd が実行されているかを確認します。service httpd status
  • cobblerd が実行されているかを確認します。service cobblerd status
  • localhost への接続を妨げるファイアウォールルールがないことを確認します。

5.4. 登録

問:
rhnreg_ks コマンドを実行すると、ERROR: unable to read system id (エラー: システム ID を読み取ることができません) というエラーメッセージが表示されて、失敗してしまいます。何が問題なのでしょうか。
答:
キックスタートファイルの末尾には、%post のセクションがあり、これがマシンを RHN Satellite に登録します。
# begin Red Hat management server registration
mkdir -p /usr/share/rhn/
wget http://satellite.example.com/pub/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT -O /usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT   
perl -npe 's/RHNS-CA-CERT/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT/g' -i /etc/sysconfig/rhn/*  
rhnreg_ks --serverUrl=https://satellite.example.com/XMLRPC --sslCACert=/usr/share/rhn/RHN-ORG-TRUSTED-SSL-CERT --activationkey=1-c8d01e2f23c6bbaedd0f6507e9ac079d
# end Red Hat management server registration
追加された順番でこれを解釈すると、以下が実行されます。
  • RHN Satellite が使用するカスタム SSL 証明書を格納するディレクトリを作成します。
  • 登録中に使用する SSL 証明書を取得します。
  • rhn-register 設定ファイルからの SSL 証明書のストリングの検索/置換が行われ、SSL 証明書とアクティベーションキーを使用して RHN Satellite に登録されます。各キックスタートプロファイルにはアクティベーションキーが含まれ、これによってシステムに正しいベースチャンネルと子チャンネルが確実に割り当てられ、正しいシステムエンタイトルメントが取得されます。既存システムの再プロビジョニングの場合には、アクティベーションキーが以前のシステムプロファイルとの関連付けを確実にします。
rhnreg_ks コマンドが失敗した場合には、ks-post.log ログファイル内に以下のようなエラーが表示される場合があります。
ERROR: unable to read system id.
このようなエラーは、rhn_check を実行した際にシステムが RHN Satellite に登録されていなかった場合にも発生します。
この問題に対処する最善のトラブルシューティングは、キックスタートが完了した後に、キックスタートファイルを確認して、上記の 4 つのステップをコピーし、コマンドプロンプトに直接貼り付ける方法です。これによって、問題の究明に役立つ、より詳細なエラーメッセージが生成されます。

5.5. キックスタートとスニペット

問:
キックスタートのディレクトリ構造はどのようになっていますか。
答:
キックスタートファイルが保管されるベースパスは、/var/lib/rhn/kickstarts/ です。このディレクトリ内において、raw キックスタートは upload サブディレクトリ内に格納され、ウィザードによって生成されたキックスタートは wizard サブディレクトリ内に格納されます。
Raw Kickstarts: /var/lib/rhn/kickstarts/upload/$profile_name--$org_id.cfg
Wizard Kickstarts: /var/lib/rhn/kickstarts/wizard/$profile_name--$org_id.cfg
問:
Cobbler スニペットのディレクトリ構造はどのようになっていますか。
答:
Cobbler スニペットは /var/lib/rhn/kickstarts/snippets に格納されます。Cobbler は、/var/lib/cobbler/snippets/spacewalk のシンボリックリンクを使用して、スニペットにアクセスします。
Snippets:  /var/lib/rhn/kickstarts/snippets/$org_id/$snippet_name

重要

RHN Satellite RPM は、Cobbler のキックスタートとスニペットのディレクトリがデフォルトの場所にあることを想定しているので、これらの場所を変更しないでください。
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