1.5. 既知の問題
現時点で Red Hat Satellite 6.13 には、以下の既知の問題が存在します。
- すべてのデータが削除された無効な Puppet を再度有効化できない
Puppet プラグインが
-f, --remove-all-data
の引数で無効になっている場合に、再度プラグインを有効化しようとすると、Satellite maintain が失敗します。BZ#(2087067)
- HTTP プロキシーを使用する代替コンテンツソースで HTTP プロキシーを削除できない
代替コンテンツソースで Use HTTP Proxy フラグを設定解除しても、トラフィックが引き続き HTTP プロキシーを通過します。回避策として、代替コンテンツソースを破棄して再作成します。
BZ#(2162458)
- Red Hat Insights へのホストの登録時のロギングエラー
ホストのプロビジョニング中に、コマンド
insights-client --register --verbose
を実行すると、ホストが Red Hat Insights に登録され、パッケージのインストール後にロギングエラーが発生します。ただし、このエラーは 1 回だけ発生し、最初の出力後に繰り返されないため、回避策は必要ありません。詳細は、プロビジョニングログで確認できます。
BZ#(2129254)
- ジョブ呼び出しの詳細に、複数のホストにおける誤った実行結果が表示される
複数のホストに対して Ansible ジョブを実行し、一部のホストで実行が失敗すると、すべてのホストでの実行結果がジョブ呼び出しの詳細で失敗としてマークされます。その結果、ジョブの部分的な失敗が考慮されず、実行が成功したホストでも失敗した結果のステータスが表示されます。
BZ#(2167396)
これは 6.13.1 更新で修正されました。
- Satellite Web UI で検出されたホストをプロビジョニングするときに、ホストグループからの情報が完全に継承されない
検出されたホストをプロビジョニングするときに、ホストグループを選択してホストエントリーをカスタマイズしようとすると、多くの重要な情報が失われます。これにより、デプロイの試行が失敗します。
回避策として、次のいずれかのアクションを実行してください。
hammer を使用してホストをプロビジョニングします。
# hammer discovery provision --name discovered_host_name \ --hostgroup-id your_hostgroup_id \ --organization-id your_organization_id \ --location-id your_location_id \ --new-name new_host_name\ --build true
詳細は、Hammer CLI ガイド の Hammer Discovery のプロビジョニング を参照してください。
- 検出ルールを設定し、自動プロビジョニングを有効にして、検出されたホストをプロビジョニングするために手動で介入する必要がないようにします。詳細は、ホストのプロビジョニング の Discovery ルールの作成 を参照してください。
BZ#(2069324)