第5章 非推奨の機能
ここでは、Red Hat Satellite 6.15 で 非推奨 となった機能の概要を説明します。
非推奨の機能は、本製品の今後のリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。特定のメジャーリリースにおける非推奨機能の最新情報は、そのメジャーリリースの最新版のリリースノートを参照してください。
非推奨の機能のサポート状況は、Red Hat Satellite 6.15 では変更されません。サポート期間の詳細は、Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル および Red Hat Enterprise Linux アプリケーションストリームのライフサイクル を参照してください。
現行および今後のリリースでは、非推奨のハードウェアコンポーネントの新規実装は推奨されません。ハードウェアドライバーの更新は、セキュリティー修正と重大な修正でのみ行われます。Red Hat では、このようなハードウェアの早期交換を推奨します。
パッケージが非推奨となり、使用の継続が推奨されない場合があります。製品からパッケージが削除されることもあります。その場合には、製品のドキュメントで、非推奨となったパッケージと同様、同一、またはより高度な機能を提供する最近のパッケージが指定され、詳しい推奨事項が記載されます。
パッケージグループアクション
Satellite Web UI のパッケージグループアクションは非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。
Jira:SAT-27432
エンタイトルメントベースのサブスクリプション管理
Satellite 6.16 以降では、Simple Content Access (SCA) が唯一のサブスクリプション管理方法になります。
エンタイトルメント
エンタイトルメントベースのサブスクリプション管理は、Satellite 6.16 で削除されます。サブスクリプションについては、管理者のエンタイトルメントエクスペリエンスを簡素化する Simple Content Access の代用が推奨されます。
Jira:SAT-20195
スナップショットベースのバックアップ
スナップショットベースのバックアップ機能は非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。
Jira:SAT-20862
非同期 SSH リモート実行モード
async-ssh リモート実行モードは非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。Capsule と管理対象ホスト間の接続が不安定な場合、Red Hat は pull モードを使用することを推奨します。pull モードの詳細は、ホストの管理 の リモート実行用のトランスポートモード を参照してください。
Foreman フック
Foreman Hooks 機能は非推奨となり、Satellite 6.16 では Foreman Webhooks に置き換えられます。
Red Hat Virtualization でのプロビジョニング
Red Hat Virtualization (RHV) と Satellite の統合は非推奨となり、将来のリリースでは削除される予定です。RHV タイプの既存のコンピューティングリソースはすべて削除され、RHV に関連付けられているホストは切断されます。
Bootstrap.py
ホストを Satellite または Capsule Server に登録するために使用される bootstrap.py
スクリプトが、グローバル登録テンプレートで作成される curl コマンドに置き換えられました。Registration を主なツールとして使用することを推奨します。
Jira:SAT-21137
katello-ca-consumer パッケージ
katello-ca-consumer
パッケージは非推奨であり、将来のリリースで削除される予定です。グローバル登録テンプレートを使用して、ホストを Red Hat Satellite に登録してください。katello-ca-consumer
rpm は、BZ#(2153548) が解決するまでは、Satellite を使用したシステムのデプロイに引き続き使用される予定です。
katello-rhsm-consumer スクリプト
katello-rhsm-consumer
スクリプトは非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。グローバル登録テンプレートを使用して、ホストを Red Hat Satellite に登録してください。
Jira:SAT-21372