5.3. Satellite API の概要
Satellite Server が提供する Representational State Transfer (REST) API を使用して、HTTP 経由で Satellite API にアクセスするカスタムスクリプトや外部アプリケーションを作成できます。REST API を使用して、企業の IT システムやサードパーティーのアプリケーションと統合し、自動メンテナンスやエラーチェックタスクを実行して、スクリプトを使用して反復タスクを自動化します。
REST API を使用すると、次のような利点があります。
- API を使用するには、HTTP プロトコルをサポートする任意のプログラミング言語、フレームワーク、またはシステムを設定します。
- ユーザーは詳しい情報の多くをランタイム時に確認するため、Satellite インフラストラクチャーに関する最小限の情報のみを必要とするクライアントアプリケーションを作成します。
- 仮想化プラットフォームを直感的に管理するために、リソースベースの REST モデルを採用します。
API コマンドに基づくスクリプトは Satellite API と直接通信するため、redhat.satellite 内のモジュールに依存する Hammer コマンドや Ansible Playbook に基づくスクリプトよりも高速になります。
API コマンドは、Satellite のバージョンごとに異なります。Satellite Server のアップグレードを準備する際は、Satellite API コマンドを含むすべてのスクリプトを更新します。
関連情報
- Satellite API の使用に関する詳細は、Satellite REST API の使用 を参照してください。