付録A virt-who 設定ファイル
virt-who サービスには、少なくても以下の 2 つの設定ファイルが必要です。
-
ホストからの全 virt-who 接続に適用する設定が含まれるグローバル設定ファイル (
/etc/sysconfig/virt-who
) -
Satellite に接続する各ハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーの個々の設定ファイル。これらのファイルは
/etc/virt-who.d/
ディレクトリーに保存する必要があります。
-
virt-who のバージョンが virt-who-0.19 以降の場合は、
/etc/virt-who.d/
ディレクトリーに保存された個々の設定ファイルに.conf
接尾辞が必要です。 - 仮想化マネージャーまたはハイパーバイザーを追加または削除する場合には、virt-who デーモンの設定を更新する必要があります。
-
virt-who 設定ファイルで、
rhsm_username
オプションの前にユーザー名を追加した場合は、そのユーザーが Satellite 6 にログインするためのアクセス権が必要です。Active Directory や IDM などのサードパーティーアプリケーションのユーザーには、Satellite 6 にログインするためのアクセス権がありません。
以下は、virt-who で提供される個別の設定ファイル例の抜粋です。各接続の設定オプションは、stanza に含まれます。各設定 stanza のタイトルは一意にする必要があります。個別の設定ファイルにはハイパーバイザーと同じ名前を指定することが推奨されますが、必須ではありません。
#[config name] #type= ; insert one of libvirt/esx/hyperv/rhevm/vdsm/fake #server= ; insert hostname or ip address of the server to connect to #username= ; username for server authentication #password= ; password for server authentication #encrypted_password= ; password encrypted using virt-who-password utility #owner= ; owner for use with SAM, Customer Portal, or Satellite 6 #env= ; environment for use with SAM, Customer Portal, or Satellite 6 #hypervisor_id= ; how will be the hypervisor identified, one of: uuid, hostname, hwuuid
グローバルの設定とハイパーバイザーの接続の設定ファイルを 1 つのファイル (/etc/sysconfig/virt-who
) に統合することができ、サポートされています。ただし、この方法は廃止予定となっています。グローバルの設定ファイルと個別の設定ファイルを分けた方がトラブルシューティングがしやすくなります。
A.1. 設定ソース
本ガイドでは、すべてのサンプルで設定ファイルを使用しますが、virt-who は設定を複数のソースから受け入れることができます。設定ソースの優先順は以下のようになります。virt-who 設定オプションの詳細情報は virt-who-config
および virt-who
の man ページを参照してください。
設定ファイルに実装する前に設定をテストする場合は、コマンドラインで設定オプションを指定すると便利です。ただし、このオプションは永続せず、virt-who サービスまたは Red Hat Enterprise Linux ホストを再起動すると無効になります。
- コマンドライン
- 環境変数
-
/etc/sysconfig/virt-who
ファイル -
/etc/virt-who.d/*.conf
ファイル -
/etc/virt-who.conf
ファイル