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9.4. Cluster Operator のアップグレード

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この手順では、AMQ Streams 2.1 を使用するように Cluster Operator デプロイメントをアップグレードする方法を説明します。

インストール YAML ファイルを使用して Cluster Operator をデプロイした場合は、以下の手順に従います。

Cluster Operator によって管理される Kafka クラスターの可用性は、アップグレード操作による影響を受けません。

注記

特定バージョンの AMQ Streams へのアップグレード方法については、そのバージョンをサポートするドキュメントを参照してください。

前提条件

手順

  1. 既存の Cluster Operator リソース (/install/cluster-operator ディレクトリー内) に追加した設定変更を覚えておきます。すべての変更は、新しいバージョンの Cluster Operator によって上書きされます。
  2. カスタムリソースを更新して、AMQ Streams バージョン 2.1 で使用できるサポート対象の設定オプションを反映します。
  3. Cluster Operator を更新します。

    1. Cluster Operator を実行している namespace に従い、新しい Cluster Operator バージョンのインストールファイルを編集します。

      Linux の場合は、以下を使用します。

      sed -i 's/namespace: .*/namespace: <my_cluster_operator_namespace>/' install/cluster-operator/*RoleBinding*.yaml

      MacOS の場合は、以下を使用します。

      sed -i '' 's/namespace: .*/namespace: <my_cluster_operator_namespace>/' install/cluster-operator/*RoleBinding*.yaml
    2. 既存の Cluster Operator Deployment で 1 つ以上の環境変数を編集した場合、install/cluster-operator/060-Deployment-strimzi-cluster-operator.yaml ファイルを編集し、これらの環境変数を使用します。
  4. 設定を更新したら、残りのインストールリソースとともにデプロイします。

    oc replace -f install/cluster-operator

    ローリングアップデートが完了するのを待ちます。

  5. 新しい Operator バージョンがアップグレード元の Kafka バージョンをサポートしなくなった場合、Cluster Operator はバージョンがサポートされていないことを示すエラーメッセージを返します。そうでない場合は、エラーメッセージは返されません。

    • エラーメッセージが返される場合は、新しい Cluster Operator バージョンでサポートされる Kafka バージョンにアップグレードします。

      1. Kafka カスタムリソースを編集します。
      2. spec kafka.version プロパティーをサポートされる Kafka バージョンに変更します。
    • エラーメッセージが返されない場合は、次のステップに進みます。Kafka のバージョンを後でアップグレードします。
  6. Kafka Pod のイメージを取得して、アップグレードが正常に完了したことを確認します。

    oc get pods my-cluster-kafka-0 -o jsonpath='{.spec.containers[0].image}'

    イメージタグには、新しい Operator のバージョンが表示されます。以下に例を示します。

    registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-30-rhel8:2.1.0

Cluster Operator はバージョン 2.1 にアップグレードされましたが、管理するクラスターで稼働している Kafka のバージョンは変更されていません。

Cluster Operator のアップグレードの次に、Kafka のアップグレードを実行する必要があります。

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