第9章 マッピング
JBoss Enterprise Application Platform 5 では、セキュリティドメインレベル (EAR レベルなど) で発生したロールからデプロイメントレベルで追加のロールをマップすることが可能です。
これは、
org.jboss.security.mapping.providers.DeploymentRolesMappingProvider
クラスを <mapping-module> 要素の code
属性に対する値として宣言することで実行できます。加えて、type
属性は role
に設定する必要があります。<mapping> 要素スキーマに関する情報は 「<mapping>」 を参照してください。
ロールベースのパラメータ内でマッピング設定要素を設定することにより、特定のデプロイメント (war、ear、ejb-jar など) に対し指定された宣言されたプリンシパルに追加のロールの解釈を強制できます。
重要
JBoss Enterprise Application Platform 5 以前のバージョンでは、<rolemapping> 要素には <mapping-module> 要素とクラス宣言が含まれていました。現在では <rolemapping> は廃止され、<mapping> 要素に置き換えられました。
例9.1 <mapping-module> の宣言
セキュリティドメインが正しく設定されると、<security-role> 要素グループを <assembly-descriptor> の子要素として
WEB-INF/jboss-web.xml
(.war
または .sar
) ファイルに追加することができます。
例9.2 <security-role> の宣言
Support プリンシパルに関連するセキュリティロールは、
WEB-INF/jboss-web.xml
に含まれるベースのセキュリティロール情報に加えて実装されます。